芸術の体系 光文社古典新訳文庫

アラン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334751470
ISBN 10 : 4334751474
フォーマット
出版社
発行年月
2008年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,544p

内容詳細

行進、曲芸、ダンスから絵画、音楽、建築、散文まで―。人間が人間として日々を生きるということと、芸術活動や芸術作品のありかたを常に結びつけて考えたアラン。第一次世界大戦に従軍し、戦火の合い間に熱意と愛情をこめて芸術を考察し、のびのびと書き綴った芸術論。

目次 : 第1章 創造的想像力/ 第2章 ダンスと装飾/ 第3章 詩と雄弁/ 第4章 音楽/ 第5章 演劇/ 第6章 建築/ 第7章 彫刻/ 第8章 絵画/ 第9章 デッサン/ 第10章 散文/ 追記

【著者紹介】
アラン : 1868‐1951。フランスの思想家。フランス各地の公立高等中学校で教師生活を送るかたわら、執筆活動を続ける。1903年、新聞で「プロポ」と題する短文の連載を始め、その後、この短文形式がアランの自由で柔軟な思想を表現する最適な形となった。1914年、46歳で第一次世界大戦に志願兵として従軍し、苛酷な戦場で『芸術の体系』を書く。1951年5月、文学国民大賞を受賞。同年6月、パリ西郊ヴェジネの自宅で死去

長谷川宏著 : 1940年島根県生まれ。東京大学文学部哲学科博士課程単位取得退学。哲学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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ずばずばと本質を見抜いていくその知性・博...

投稿日:2012/01/14 (土)

ずばずばと本質を見抜いていくその知性・博識にただただ驚くばかりだ。 西洋版「岡倉天心」とも言おうか。 雄弁過ぎるというか語り口(訳し方)がまるで詩のようでもあり、気取り過ぎ、かっこうをつけ過ぎのようにも感じられるのがたまにきずで、素直に受け取りにくい言い回しがある。 この中で第八章「絵画」はわりと分かりやすい語り口だ。 本書以前に桑原武夫による訳があるが、今回の訳者によるとそれは堅苦しくて分かりにくいと書いてあるが、今回の訳でも分かりにくい所はいくつもあった。しかしそれは原文の難しさからくるものだろう。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さえきかずひこ さん

    著者は「以下の論を芸術にかんする短い論文の寄せ集めと見なし、体系や順序にこだわらないで読者が自由に考えを進めてもらってなんのさしつかえもない。本の題名にだまされることのないように」(P.12〜13)と序文で述べているが、明らかに順番通りに読んでいった方が理解が深まる藝術論集である。第1章が総論なのでまずそこを大づかみにして各章に当たっていくのが良いだろう。1926年に発表された著作なので、いささか古めかしくまた生真面目に感じられる点も少なくないが、アランの鋭い観察眼と輝ける洞察に触れることができる一冊だ。

  • 吟遊 さん

    とてもよかった。『幸福論』に通じる、体と礼儀作法を重んじる、そして情念の抑制や解放といった方向を目指す芸術論。「体系」と題されたのは、ダンス、曲芸、建築、彫刻、絵画、デッサン、詩、雄弁、散文といった幅広い範囲の芸術をひとつひとつ丁寧に、情熱をもちながらも冷徹な筆致で、描き切るからだ。なかでも、絵画が瞑想を誘う、というところと、アラン自身も書いている「散文」(主として小説、フランス19世紀の作品)の項は思い入れの強さ、分析の確かさを感じる。

  • オザマチ さん

    絵画の章とデッサンの章を別々に設けたり、建築や散文を取り扱ったりとユニーク。

  • 週末選書 さん

    「創造的想像力」ということばは魅力的。独自性ある瞑想ともいえるか。「創造こそが美学という主題を統率する指導理念である」(32ページ)。創造なくして難しい時代は切り開けないが、創造には力強さがある。勇気も必要だ。「完結した、持続的な作品のすべてにはなにかしら美的なものがあり、どんな職人仕事のうちにも芸術家の喜びがある」(47ページ)。昨日、銅版画家小松美羽氏が自作にも循環があり、せっかくの作品を破断させたものもTVで見た。第7章「彫刻」で、情念の戯れによって隠されがちな人体を明示する(312ページ)という。

  • 青のりしめじ さん

    よかったです。作法としての芸術論。作法…あくまで芸の術。

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人物・団体紹介

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アラン

1868年生まれ。フランスの哲学者、文筆家。リセの哲学教師。本名エミール・オギュスト・シャルティエ。体系化を嫌い、具体的な物をそのまま語ろうとし、理性主義の立場から芸術、道徳、教育などの様々な問題を論じた。1951年没

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