1959年、弱冠16歳のアランはブレトン・トラッドに留まらずスコティッシュ、アイリッシュ・トラッドといった内容のブレトン・ハープ・ソロ作“Telenngeltiek"をリリース。後、もっとも活動が盛んとなる’70年代、アルバム“Reflets"(’70)をリリース。この作品ではエレキ・ギター等も使用されたフォーク・ロック、そして彼の初のヴォカール・トラックも収録されている。1972年リリースの初のライヴ・アルバム“Olympia Concert"ではガブリエル・ヤクー(g)、ダン・ア・ブラース(g)等参加の話題作である。アランの深い声の弾き語りと共にノリの良いライヴ盤である。ガブリエル・ヤクー、ダン・ア・ブラース共翌年の’73年にリリースされたアランのアルバム“Chemins De Terre"にても参加、このアルバムをリリース後ガブリエルはヴォーカリストであり妻のマリーと共にフレンチ・トラッドの演奏活動の為に脱退し、Malicorne(マリコリヌ)を結成する。またダンもブルターニュにてプロデュ−サーとして活躍中。