ネオノミコン ネオノミコンシリーズ

アラン・ムーア

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784336072689
ISBN 10 : 433607268X
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
184p;27

内容詳細

◆言葉が世界を書き換える――物語の魔術師にしてアメコミ界の帝王アラン・ムーア版クトゥルー神話全四部作ついに刊行!

◆人間をチューリップ型に切り裂く異様な殺人事件、古い教会を改築したクラブに蔓延する謎の白粉……頻発する怪事件を解決すべくFBI捜査官メリルとゴードンはマサチューセッツ州セイラムのオカルトショップに向かうが……ラヴクラフトの内なる深淵に迫り、時空を覆す宇宙最凶の暗黒神話、ここに始まる!【2012年ブラム・ストーカー賞グラフィック・ノベル部門受賞作】

◆アメコミ界の金字塔『ウォッチメン』の著者にして、アメコミ史上最重要作家であるアラン・ムーアが、H・P・ラヴクラフトとクトゥルー神話作品の従来のイメージを鮮やかに刷新することに挑んだエポックメイキングなシリーズの第1作。
 ラヴクラフトは、1890年アメリカのロードアイランド州プロビデンスに生まれ、クトゥルーをはじめとする地球外生物によるコズミックホラー(=宇宙的恐怖)に満ちた作品群を書いたホラー作家。ラヴクラフトは自身が作り上げた恐怖の神話体系を、当時の作家たちにシェアードワールドとして解放した。この試みにより、さまざまな作家により物語が書き継がれていくこととなった。またラヴクラフトの評価は年々高まっており、今では世界中にファンがいる。
 現在においてもクトゥルー神話の世界観は小説や映画、ゲームなどさまざまな分野においてシェアされ続けており、新たな作品群を生みだしながらあらゆるジャンルに多大な影響を与えている。本シリーズも、このようなクトゥルー神話作品のひとつであり、アラン・ムーアが、アメコミにおいてラヴクラフトの新たなる再評価をすべく、クトゥルー神話作品最大の魅力であるコズミックホラーの本質を問いかけてくる画期的な作品となっている。

【目次】
◆中庭
 中庭1
 中庭2
◆ネオノミコン
 第1章|狂気の館にて
 第2章|アメリカからの影
 第3章|彼方の言葉
 第4章|内に潜むもの

 ギャラリー
 訳注

目次

◆中庭
 中庭1
 中庭2
◆ネオノミコン
 第1章|狂気の館にて
 第2章|アメリカからの影
 第3章|彼方の言葉
 第4章|内に潜むもの

 ギャラリー
 訳注

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • fukumasagami さん

    ラヴクラフトが生み出したクトゥルー神話を下敷きにしたアラン・ムーア原作によるホラーシリーズ全四巻の開幕。イントロダクションとなる「中庭」からすでに人が見てはいけないものを見てしまう不穏なざわつきを覚える。「ネオノミコン」でもアンダーグランドな世界に侵入した女性捜査官の身に起こる悍ましい体験とそこから脱出したと思いきや逆転して新たな神話の始まりを見せつけられる。神の物語の前では人の世の価値など無に帰すということか。

  • おおた さん

    クトゥルフ版Xファイル。そして、ラブクラフト自身が避け続けた、クトゥルフ神話と性的な表現の融合。ちりばめられるクトゥルフ神話のキーワードと、徐々に世界が信じられなくなっていく一連の描写は、「モルダー、あなた疲れてるのよ」という一言では終わらない。折しも新潮文庫『狂気の山脈にて』を読んでいたので、元ネタの履修は完璧。わずか182頁ながら、細部まで世界観に浸ってじっくり読みふけってしまいました。

  • ハルバル さん

    アラン・ムーア+ラヴクラフト+セックス=R20。ムーアにしてはサクサク読めるのでオススメだが内容自体はなかなか過激。「芳しからぬが昔からみんなこれが好きなんだよ」。自尊心の低下からセックス中毒に苦しんでいたFBI女性捜査官メリルに大いなる福音がもたらされるという意味ではハッピーエンド。人類全体からするとバッドエンドか?まさに「終わりにして始まり」。とにかくこれが売れないと前日譚の「プロビデンス」が刊行されない(泣)ので信者はお布施のために買おう。

  • vaudou さん

    アラン・ムーアもまた熱烈なラヴクラフティアンだったことは、深淵なクトゥルー世界の拡張解釈とラヴクラフトその人の思考(人種思想、セクシュアリティ)をも巻き込んだストーリー展開にみることができる。クトゥルー神話の中にさらにいくつもの神話伝承が折りたたまれていく脱構築・創造はまだほんの序章。いくらでも知識の枝葉は伸びているのだが、絵的にはびっくりするぐらい陵辱的な性描写が展開されたりと、商業誌でここまで攻めるかというくらい過激で遠慮がない。例のごとく重厚な一冊ではあるので、できれば解説が読みたいところだ。

  • flatscan さん

    アラン・ムーアのクトゥルー物。話はよくある雰囲気の「捜査→カルト集団→遭遇」なアレ。かつてX-ファイルで見た何かに近い印象。ラストのオチ(と言うかここからが本番?)も、別段目新しくはない(敢えて言うなら、子宮内を深海に重ねたイメージは好いかも知れない)作画的には1ページに最大4コマの勿体ない作り。その分、ページ数の割に話が進まない。あとこれ成人指定しなくて大丈夫?とか余計な心配。表面上だけ見れば、この程度の話はさんざん日本のエロ漫画その他でやってるし? 賞を取る程なの? まあ、4部作らしいので今後に期待。

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人物・団体紹介

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アラン・ムーア

1953年イングランド出身。1980年コミックライターとしてデビューし、以降「V フォー・ヴェンデッタ」「フロム・ヘル」などの著作で数々の賞を受賞している稀代の名ライター。

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