惑 まどう 実業之日本社文庫

アミの会(仮)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784408557175
ISBN 10 : 440855717X
フォーマット
出版社
発行年月
2022年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
340p;16

内容詳細

数多くの傑作アンソロジーを生み出してきた実力派女性作家集団「アミの会(仮)」が、豪華ゲストを迎えて贈る、珠玉のミステリ小説集。絵本を読んでいると、過去の出来事が気になり…(「かもしれない」)。悩みを抱えた僕の人生は少女との出会いで変わりはじめ…(「砂糖壺は空っぽ」)。人生で起こる「惑う」時を鮮やかに切り取った8つの物語。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • タイ子 さん

    アミの会(仮)アンソロジー。「迷」の次に「惑」どう違う?迷惑って言葉があるしな。とか考えながらの読書。加納さん「砂糖壺は空っぽ」は思い込みと同時に起こる切なさと主人公の一歩の踏み出しが好き。本作で思いがけずに出会った今野さんの竜崎署長(当時)の妻・冴子のスピンオフ。ある事件から冴子がデジャブを感じ娘と息子を巻き込んで調べ始める(家の中だけで)。竜崎夫妻の面白さを味わえる作品。童話や昔話を変形させたミステリ「ヘンゼルと魔女」が不気味だけど面白い!今回もアミの会を大いに堪能!

  • ひさか さん

    大崎梢:かもしれない、加納朋子:砂糖壺は空っぽ、松尾由美:惑星Xからの侵略、法月綸太郎:迷探偵誕生、光原百合:ヘンゼルと魔女/赤い椀/喫茶マヨイガ、矢崎存美:最後の望み、永嶋恵美:太陽と月が星になる、今野敏:内助の8つの短編とあとがき:大崎 梢の書き下ろしを2017年7月新潮社刊。アミの会シリーズ4作目。2022年2月実業之日本社文庫化。今野さんが楽しくて良い。加納さん、松尾さんの話が抒情的で心に残る。全編ハイレベルだ。

  • ピロ麻呂 さん

    色々なテイストが味わえるアンソロジーでした🌠

  • harupon さん

    大崎梢「かもしれない」法月綸太郎「迷探偵誕生」矢崎在美「最後の望み」が良かったです。特に矢崎さんの作品は、自分でも考えた。命が尽きるその前に、望みが叶うなら何を願おうか…。素敵なお話でした。

  • 小夜風 さん

    【所蔵】アミの会(仮)のアンソロジー「迷 まよう」の姉妹編、「惑 まどう」。「迷」と「惑」で「迷惑」なのか。今回もとても面白かった。今回冒頭から大好きな絵本「りんごかもしれない」が出てきてビックリ。この絵本、大人が読んで真剣にあれこれ考えるのも有りなんだなぁと。他の作品もどれも短いながらも読み応えがあってとても楽しめた。文字通り主人公が惑う話だったり、読み手が惑わされたり、惑星の話だったり、漢字ひとつからいろんな話が紡がれるのが素敵だなって思った。今回は生き方そのものを考えさせられる話が多かった気がする。

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