北極圏の山の斜面で演奏されるために作られた仰天の交響曲の高音質SACDハイブリッド盤。現代フィンランドの大物作曲家カレヴィ・アホの交響曲第12番は、フィンランド領ラップランドにあるオーロラ観測でも有名なルオスト山の斜面で演奏するために作曲されました。
そのため2群のオーケストラと独唱者を必要とし、金管と打楽器はさまざまな距離間隔で配置されるため、自然サラウンド効果が生まれるという興味深いもの。地元ラップランドのオーケストラの演奏というのもユニーク。オーディオ・ファイルにも効果満点です。(キングインターナショナル)
このアルバムはハイブリッド・タイプのSACDなので、通常CDのステレオ音声のほか、SACDのステレオ音声、SACDのマルチチャンネル音声という3つの音声が収録されています。
直接音の切れ味、楽器の音の細密な描写を味わうのであれば2チャンネル・ステレオが、ホールに響く全体の雰囲気を味わうにはマルチチャンネルが適しているとよくいわれますが、それらを聴き較べて楽しむのもハイブリッドSACDならではの楽しみと言えるでしょう。
・カレヴィ・アホ:交響曲第12番『ルオスト』 (2002/3)
I. Šamaanit (The Shamans) 13'16
II. Kaamos ja keskikesä (Winter Darkness and Midsummer) 14'00
III. Laulu tunturissa (Song in the Fells) 9'36
IV. Myrsky tunturissa (Storm in the Fells) 11'06
タイナ・ピーラ(ソプラノ)
アキ・アラミッコテルヴォ(テノール)
ハンヌ・レートネン(サックス)
ラハティ交響楽団
ラップランド室内管弦楽団
ヨン・ストルゴーズ(指揮)
RECORDING DATA
Recorded in March 2007 at the Sibelius Hall, Lahti, Finland
Recording producer: Ingo Petry
Sound engineers: Jens Braun, Andreas Ruge
Digital editing: Matthias Spitzbarth
Recording equipment: Neumann microphones; Stagetec Truematch microphone preamplifier and high resolution A/D
converter; MADI optical cabling; Yamaha 02R96 digital mixer; Sequoia Workstation; Pyramix DSD
Workstation;
B&W Nautilus 802 loudspeakers; STAX headphones
Surround mix: Jens Braun, Ingo Petry
SACD authoring: Bastiaan Kuijt
Executive producers: Robert von Bahr, Robert Suff
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND