フィンランドの作曲家
カレヴィ・アホによる2つの協奏曲
SACDハイブリッド盤。フィンランドの作曲家カレヴィ・アホの協奏曲シリーズ。『ティンパニと管弦楽のための協奏曲』は、トゥルク・フィルハーモニックが首席ティンパニ奏者のアリ=ペッカ・マエンパーのために委嘱した作品です。作曲にあたりアホは、マエンパーから楽器の特性と可能性について綿密な説明を受け、ティンパニが管弦楽の「アクセント」や「スパイス」として以上の存在感を示す「ソロ楽器と管弦楽の協奏曲」とする構想を練ったと言います。「舟歌−プレスト−カデンツァ」「間奏曲(アンダンテ)」「アレグロ・リトミコ」「メスト」「プレスト−エピローグ」の5つの楽章は、切れ目なく(アタッカで)演奏されます。
『ピアノと管弦楽のための協奏曲第1番』は、アホが比較的早い時期に手がけた協奏曲の一作です。この作品に取り組んでいたころアホが研究していた「数秘術」からヒントを得て、彼が強く興味を惹かれたという「巡回数」が曲の素材と構成に応用されました。速いテンポが支配的な第1楽章と遅いテンポの第2楽章に続き、アレグロ・モルトの「トッカータ」をもつ第3楽章と緩やかな終楽章がアタッカで演奏されます。ヴィルトゥオーゾ性の高い作品。ソロを担当するソニヤ・フラキは、シベリウス・アカデミーで博士号を取得したフィンランドのピアニストです。アホの音楽のスペシャリストとして定評があり、彼女が録音したアホのソロ・ピアノ作品集が各国のメディアから注目されました。(輸入元情報)
【収録情報】
アホ:
1. ティンパニと管弦楽のための協奏曲 (2015)
2. ピアノと管弦楽のための協奏曲第1番 (1988-89)
アリ=ペッカ・マエンパー(ティンパニ:1)
ソニヤ・フラキ(ピアノ:2)
トゥルク・フィルハーモニック管弦楽団
エルッキ・ラソンパロ(指揮:1)
エヴァ・オッリカイネン(指揮:2)
録音時期:2017年1月
録音場所:フィンランド、トゥルク・コンサートホール
録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND