バイエルン国立歌劇場自主レーベル「BSOrec」、映像第2弾
少女ゲルダと少年カイが、祖母の語る「雪の女王」の物語に聴き入っています。その晩、床についたものの眠れないカイの部屋の窓辺に雪の女王が現れ、カイは恐れ戦きます。氷の世界に魅入られたカイの心はゲルダから離れ、ある日カイは雪の女王に連れ去られます。ゲルダはカイを救いだすため、ひとりで困難な旅に出ますが・・・
デンマーク出身の現代作曲家ハンス・アブラハムセンが手がけた最初のオペラ『雪の女王』。アブラハムセンは自身の積年のテーマ「雪」の音楽的表現がこのオペラの作曲動機になったと語っています。アンデルセンのお伽噺「雪の女王」に基づくこのオペラは、2014年から18年にかけて台本作成と作曲が行われ、2019年10月にコペンハーゲンで世界初演(デンマーク語版)されました。同時にバーバラ・ハンニガンをこのオペラに起用するために英語版の台本をイギリス人作家のアマンダ・ホールデンに委嘱。この英語版がコペンハーゲン初演の2ヶ月後の12月、バイエルン国立歌劇場で上演され、主役ゲルダをハンニガンが知性と情感のバランスを見事にコントロールしながら歌い上げ大好評を博しました。またカイ役の実力派新進メゾ・ソプラノ、レイチェル・ウィルソン、脇を固めるヴェテラン歌手ピーター・ローズ、カタリーナ・ダライマンらの充実した歌手陣の歌唱も聴きものです。さらにクリーゲンブルクの演出による幻想的な舞台シーンの展開に、コルネリウス・マイスター率いるバイエルン国立歌劇場管弦楽団と合唱団が奏でるアブラハムセンの精緻な音楽が美しく調和していきます。(輸入元情報)
【収録情報】
● アブラハムセン:歌劇『雪の女王』全曲(英語版)
ゲルダ…バーバラ・ハンニガン(ソプラノ)
カイ…レイチェル・ウィルソン(メゾ・ソプラノ)
祖母/老婦人/フィンランドの女…カタリーナ・ダライマン(ソプラノ)
雪の女王/トナカイ/時計…ピーター・ローズ(俳優)
王女…カロリーネ・ヴェッテグレン(ソプラノ)
王子…ディーン・パワー(テノール)
森のカラス…ケヴィン・コナーズ(テノール)
城のカラス…オーウェン・ウィレット(カウンターテナー)
カイ(大人)…トーマス・グレースレ(俳優)
カイ(子供)… ルイス・ヴェロニク(俳優)
ゲルダ(大人)…アンナ・レッセル(俳優)
ゲルダ(子供)…ゾフィー・ヴェロニク(俳優)
バイエルン国立歌劇場合唱団(合唱指揮:ステッラリオ・ファゴーネ)
バイエルン国立歌劇場バレエ
バイエルン国立歌劇場エキストラ
バイエルン国立管弦楽団
コルネリウス・マイスター(指揮)
演出:アンドレアス・クリーゲンブルク
舞台美術:ハラルト・B・トーア
衣装:アンドレア・シュラート
照明:ミヒャエル・バウアー
振付:ツェンタ・へルター
ドラマトゥルク:マルテ・クラスティンク
収録時期:2019年12月〜2020年1月
収録場所:ミュンヘン、バイエルン国立歌劇場(ライヴ)
映像監督:クリストフ・エンゲル
収録時間:116分
画面:カラー、16:9、1080i High Definition
音声:PCMステレオ、DTS-HD Master Audio 5.1
字幕:日本語・英語・フランス語・ドイツ語・オランダ語・韓国語
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