トラウマ・プレート

アダム・ジョンソン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309204352
ISBN 10 : 430920435X
フォーマット
出版社
発行年月
2005年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,361p

内容詳細

銃のスコープ越しにしか他人とコミュニケートできない15歳の天才狙撃手、防弾チョッキを脱ぐと不安に襲われる少女など、風変わりな物語の中で、登場人物の抱える孤独や喪失感が不思議な説得力をもって語られる。

【著者紹介】
アダム・ジョンソン : 1967年サウスダコタ州生まれ。高校卒業後、しばらく建設作業員をしてから、アリゾナ州立大学に入学。ジャーナリズムの学位を修めた後、ルイジアナ州立マクニーズ大学で創作と英文学の修士号を取得。その後、フロリダ州立大学で英文学の博士号を取得する。1999年、スタンフォード大学のウォレス・ステグナー・フェローシップに参加。修了後、同大学で講師となり、現在も学部生に創作を教えている。サンフランシスコ在住。2002年春に出版されたデビュー短編集である『トラウマ・プレート』は、サンフランシスコ・クロニクル紙でbest books of that yearに選ばれるなど高い評価を受け、各紙誌で絶賛される。2003年には初の長編小説Parasites Like Usを発表、好評を博している

金原瑞人 : 岡山県生まれ。法政大学社会学部教授。英米文学翻訳家。とりわけヤングアダルトの分野で精力的な翻訳活動を行う

大谷真弓 : 愛知県生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぱせり さん

    『トラウマ・プレート』というのは防弾チョッキのこと。この本を読んでいると読書にも防弾チョッキが必要な気がしてくる。そう思いながら、ちょっと気がついている。そんなものはまったく役に立たないこと。本当は物語の中の世界と同じくらい私の住むこの世界も奇妙だ。ここでも防弾チョッキなんか役に立たないだろう。

  • hagen さん

    →九編の物語はどれもどこかぶっ飛んでいて、何かにとことん執着しているかと思いきや、アッケラカンと突き放されてしまい、混迷する筋書きの中に取り残されてしまう気分を味わう事になる。疾風怒濤の荒れ狂う海に放り出されたと思いきや、乾いた人間の側面を執拗におい続ける様な感情の流れがあったりして・・。そのつかみ所の無さ、先が読めないワクワク感こそこの作者の持ち味なんだろう。確かに次に次ぎにと読み進めてしまう中毒性あり。自国で評価の高いといわれる次の長編の翻訳を待ち望む。

  • すけきよ さん

    なんというか、全ての作品にして共通して言える感想は、「ちょ、ちょっと、待って!」って感じ。凄い中途半端なところで話が終わっちゃうんだよなぁ。たとえるなら、10週打ち切り漫画のラストのコマって感じ(笑)

  • 霧雨 さん

    濃い。一文一文に複雑な意味がぎっしりどっしり詰まっていて濃い。でもふっと笑える瞬間があって、本当に巧妙。

  • inarix さん

    それぞれに抱える孤独や喪失感が泡のように浮かんでは消える――。ソーダ・ポップ・テイスト傑作短編集。 SFで、ファンタジーで、文学的。日常が「壊れていく」と言うより「ずり落ちていく」、「やるせない」人生と言うより「しょうもない」人生。無気力感あふれるドライな語り口が新しくて面白い良訳。

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人物・団体紹介

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アダム・ジョンソン

1967年アメリカ・サウスダコタ州生れ。現在、スタンフォード大学・英文学科の准教授。2002年に『トラウマ・プレート』を、翌年“Parasites Like Us”を刊行。その後、’12年に『半島の密使』を刊行し、’13年ピュリッツァー賞フィクション部門賞を受賞

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