ジャクソンのジレンマ

アイリス・マードック

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784882027690
ISBN 10 : 4882027690
フォーマット
出版社
発行年月
2002年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,374p

内容詳細

結婚式の前日、花嫁が置き手紙を残して失踪した。この事件をきっかけに、人々が奥底に秘めた心の傷が明らかになっていく…。アルツハイマーに冒されたマードックが渾身の力で描いた悔恨と癒しの物語。

【著者紹介】
アイリス・マードック : 1919‐1999。アイルランドのダブリンに生まれ、1歳でイギリスへ渡った。オックスフォード、ケンブリッジ両大学でギリシア、ラテンを中心に、哲学、古代史を学び、自身も後にオックスフォード大学で道徳哲学を講じた。53年『サルトル―ロマンティックな合理主義者』を発表、翌54年『網のなか』で小説家としてデビューした。『ブラック・プリンス』(73)でジェイムズ・テイト・ブラック・メモリアル賞、『神聖にして卑俗な愛の機械』(74)でウィットブレッド文学賞、『海よ、海』(78)でブッカー賞などを受賞。生涯に執筆した26作の長編小説はいずれもベストセラーとなり、世界各国で翻訳された。その功績により大英帝国勲功章を授与された。晩年アルツハイマー病に冒され記憶を失った。最後の作品は『ジャクソンのジレンマ』

平井杏子 : 昭和女子大学教授。日本アイリス・マードック学会理事。「文学空間」(20世紀文学研究会)編集同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • そらいろ さん

    【図書館】英国著名女流作家がアルツハイマーを発症し、忘却に苦しみながら書いた最後の作品。結婚式の前日に新郎宅の割られた窓、花嫁は置手紙を残し失踪。なぜ?どこへ?サスペンスタッチの冒頭から、式の出席者である友人達の秘められた心の傷が明かされていく。当初は人間関係が分かりにくかったが、次第に引き込まれていった。表題のジャクソンは主要登場人物の使用人。背景等が描かれないのでどこかミステリアスだが、人々の間をつなぐ潤滑油のような存在でもある。終盤近くなり余りにも上手く物事が進みすぎ、都合良過ぎないかと(続く)

  • きうりっち さん

    マードックがアルツハイマー病を発症しながら書き上げて行ったということに驚く。最初はジャクソンって誰なんだろう不思議だったが、たくさんの登場人物のそれぞれの個性がおもしろくて読むうちジャクソンが登場してくる。この人物が脇役のようで軸になっている。それぞれの人々が悩み苦しみ、過去の悔恨を抱えながら新しい生活へ再生していく物語が一種の寓話のようになっていて、最後、理解できたとは言えないがこれでよかったと思えた。これがマードックの最後の作品と思うと寂しいが。

  • monica さん

    面白かったです。花嫁が結婚式当日に置き手紙を残して失踪した事件から、皆は心に秘めた傷と向き合うことになる。あらすじから受けたほど重苦しささはなく、一人称でそれぞれの心のすれ違いが浮かび、また意外な所で結び付いていき、最後はシェイクスピアやオースティンの「収まる所に収まった大団円」のような読後感があります。ベネットの懊悩とジャクソンの不思議な存在感が印象に残りました。マードックの遺作ですが、映画の内容とは関係なかったです。

  • キノシマ さん

    結婚式前日の朝、エドワードの家に石が投げ込まれ、ガラスが粉々に割れた。物語の発端ではないけど、確かにそれがはじまりだった。日常は一度ばらばらになるけど、その破片は「ダイヤモンドの粒のように」輝いて、誤解と齟齬ばかりの人物たちが、自分の悔恨と向き合い、あるべき姿に変わっていく。イギリスの美しい夏、おとぎ話みたいに始まった物語は happily ever after って感じで終わりを迎えた。ユダヤ教、神秘主義、ハイデガー、アーサー王伝説など、もっと知ってたらもっと面白いはずなのに!

  • ツォンガ さん

    出演者の心の闇が露になり、呼んでいてつらくも引き込まれていきました。ジャクソンの個性(神秘性)に憧れをもちます。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品