アイネム:フィラデルフィア交響曲、時間の歌
フランツ・ヴェルザー=メスト&ウィーン・フィル
20世紀の作曲家ゴットフリート・フォン・アイネム。1947年にザルツブルク音楽祭で歌劇『ダントンの死』が初演され成功を収めて以来、彼の作品はオーストリアでは高い人気を誇り、ベーム、カラヤン、セルら、多くの巨匠によって何度も演奏されています。
このアルバムは2018年のアイネム生誕100年を記念して制作されたもので、メインとなるのはヴェルザー=メストが指揮した『フィラデルフィア交響曲』です。フィラデルフィア音楽アカデミーの委嘱により作曲されたこの曲は、本来ならばその都市で初演されるはずでしたが、諸事情により1961年11月にショルティの指揮でウィーン・フィルハーモニーが初演を担ったというエピソードがあり、オーストリアにとって大切な作品の一つです。
他にはベルトルト・ブレヒトのテキストによる『時間の歌』、ソプラノ、トランペット、オルガンで奏でる『宗教的ソナタ』の2曲を収録。20世紀ポストモダンの潮流を汲む1枚です。(輸入元情報)
【収録情報】
アイネム:
1. フィラデルフィア交響曲 Op.28
2. 宗教的ソナタ Op.38〜ソプラノ、トランペットとオルガンのための
3. 時間の歌 Op.26〜ブレヒトの詩による混声合唱とオーケストラのための
イルディコ・ライモンディ(ソプラノ:2)
イヴェタ・アプカルナ(オルガン:2)
ガボール・ボルドツキ(トランペット:2)
ウィーン楽友協会合唱団(3)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1,3)
フランツ・ヴェルザー=メスト(指揮:1,3)
録音時期:2016年9月16日(1)、2011年4月10日(2)、2009年4月22日(3)
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション:1、ライヴ:2,3)