黒後家蜘蛛の会 5 創元推理文庫

アイザック・アシモフ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488167134
ISBN 10 : 4488167136
フォーマット
出版社
発行年月
2018年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
池央耿 ,  
追加情報
:
349p;15

内容詳細

月に一度開かれる“黒後家蜘蛛の会”の謎解きの宵は、名給仕にして名探偵であるヘンリーのもてなしさながら、読む者すべてに心地よいひと時をもたらす。本書には、愛書家が一万冊以上の蔵書の中から遺贈した一冊の本を当てる「三重の悪魔」、著者の実体験をそのまま作品化した「待てど暮らせど」、いっぷう変わった密室の謎に挑戦する「秘伝」など、さまざまな趣向の12編を収録。

【著者紹介】
アイザック・アシモフ : 1920年ロシア生まれ。3歳で家族とアメリカに移住しニューヨークで育つ。35年、15歳の若さでコロンビア大学へ入学。39年、SF雑誌に短編が掲載され作家デビュー。大学で生化学を教えるかたわら執筆を続けていたが、58年に専業作家となる。SF作家としての功績で名高いが、著作の分野はミステリや一般向けの科学解説書をはじめとするノンフィクションなどまで多岐にわたり、その数も膨大である。92年没

池央耿 : 1940年生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • くさてる さん

    安定のシリーズ第5巻。冒頭の「同音異義」は英語の語句の話で分かりにくかったけど、アシモフ先生自身もそこは考えていたらしい解説が楽しかった。とぼけた落ちの「待てど暮らせど」、まさかそんな展開?の「ひったくり」なんだか普遍的なトリックというかネタぽくて面白かった「封筒」などがお気に入り。アシモフ先生の雑学にはときにこちらの教養がついていかないけれど、その語り口とキャラの魅力で読んでしまいます。

  • 歩月るな さん

    ここまで来るとドラクエが世に出た当時辺りの作品と言う事になるか。ここまで来るとどうも遠いようで近い世界の話になって来てしまう。冷静なヘンリーが驚きを隠せなくなるシーンがあったりとちょっとした愉快さが見所。五冊、これで一応の店じまいという事になるか。なんとも寂しい。解説は解説で、著者の存命時に書かれている事を考えるとちょっと下げてから上げる式のレビューになっているのでアシモフ相手に攻めているなぁ、と思う所はある。さすがというべきなのか。

  • qoop さん

    パターンを踏襲すること自体は良いとして、ゴンザロが謎に食いついて最後にヘンリーに訊くという流れは流石にくどい。キャラクター小説の面白みとして擁護もできようが、マンネリの短所を感じた。収録作では〈同音異義〉が面白かった。まさしく牽強付会で謎解きとしてはどうかとも思うのだが、それを楽しめるのは逆にマンネリの長所だろう。そういう意味で、ご存知者の長短両面をしっかり感じつつ楽しむ読めた。

  • agtk さん

    安定安心の短編集シリーズ。5巻まできたわけだが、あと1巻かと思うと一気に読むのがもったいない気もする。内容はいつもの面々がいつもの雰囲気の中でいつものように侃々諤々。そして最後はヘンリー。まるでミステリ版水戸黄門…って例えは変かな。様式美が心地よいという意味だが。最終巻が楽しみ。

  • spica015 さん

    シリーズもここまでくると、各作品の出来栄え云々よりも、メンバーが集まり、ゲストを迎え、ヘンリーが解決するというパターンがあるだけでもう十分。とはいえ、この中では本が題材となっている「三重の悪魔」と「水上の夕映え」が面白かった。J・D・カーに触発されて書かれた密室ものの「秘伝」は、ブルーベリーマフィンのレシピが盗まれた謎というなんとものんびりしたものだが、それでもゲストたちにとっては深刻な問題で、その謎を食後の楽しみとしつつ、結構親身に考えてくれる黒後家蜘蛛の会のメンバーたちが楽しい。未刊の作品も読みたい。

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アイザック・アシモフ

アメリカの作家。1920年、ロシアに生まれ、3歳で家族とアメリカに移住しニューヨークで育った。35年、15歳の若さでコロンビア大学へ入学。39年、SF専門誌に短編が掲載され作家デビュー。40年代の“SF黄金時代”の立役者の一人となり、50年、自身が考案した“ロボット工学の三原則”に基づく連作短編集『

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