菓子屋横丁月光荘 歌う家 ハルキ文庫

ほしおさなえ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784758441940
ISBN 10 : 4758441944
フォーマット
出版社
発行年月
2018年08月
日本
追加情報
:
255p;16

内容詳細

家の声が聞こえる―幼い頃から不思議な力を持つ大学院生・遠野守人。縁あって、川越は菓子屋横丁の一角に建つ築七十年の古民家で、住みこみの管理人をすることになった。早くに両親を亡くし、人知れず心に抱くものがある守人だったが、情緒あふれる町の古きよきもの、そこに集う人々の物語にふれ、自分の過去にむきあっていく。人もものも、記憶を抱いて生まれ変わることができる。心のいちばんやわらかな場所にやさしく沁みる新シリーズ、第一作。

【著者紹介】
ほしおさなえ : 1964年、東京都生まれ。作家・詩人。95年「影をめくるとき」で、第38回群像新人文学賞優秀作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しんごろ さん

    『活版印刷三日月堂』シリーズと同じ舞台の川越での新シリーズとなれば、手にして読みたくなるのは当然のなりゆきですね。そして読めば、三日月堂こそ出てこないけれども、三日月堂に出てきたお店が何件かでてきます。まだ手探りな感じで終わった感じがしますが、守人がどう成長していくか楽しみで続きが気になります。そして、珈琲がすごく飲みたくなりました。物にも魂は宿ってると信じたくなる、心を優しく包みこんでくれる作品ですね。

  • へくとぱすかる さん

    「三日月堂」に続いて読んだ。大学院生・遠野守人は自分がいたかった家から、出て行くほかにすべがなかった。そんな彼にだけ聞こえるのは、妖しいけれどやさしくて、なつかしささえ感じさせる声。そんな声と時を同じくして、周囲に起こる出来事も、同じようにやさしくてノスタルジーに満ちている。殺伐とした厳しい話だけが小説ではない、と気づかせてくれる。続編を読みたい。

  • 三代目 びあだいまおう さん

    『活版シリーズ』に惚れてます。作者の醸し出すホンワカした優しさが好き。古い建物の声が聞こえてくる主人公、その力で何かの役に立つのかと思いきや違った。古い建物であればあるほど、代わりゆく住人の素に触れ、環境の変化も経験している。重ねた想いの深さ、それが声になる。石にも木にも神は宿ると、日本では八百万の神さま信仰がある。思いやりや謙虚さという日本人の美徳の礎。暮らしている記憶、古民家がかくれんぼのかけ声や童謡を歌ってる、思い出に浸っているんだね。活版印刷シリーズと触れる部分もあってファンにはたまらない‼️🙇

  • しんたろー さん

    ほしおさんの新シリーズは「川越愛」が詰まった、チョッとファンタジー要素のある人情劇。著者らしい優しさと情緒が散りばめられていて心地好いが、川越案内が多過ぎると感じるのが玉に瑕。それでも「川越へ家族と行きたいなぁ」と思わされてしまったのだから術中にハマっている?(笑)別シリーズの『銀塩写真探偵』を読んだ時も思ったが、1作目ゆえに登場人物や場所の紹介にページ数が費やされ、プロローグ的な印象なので、次作では人間ドラマが濃くなる事を期待したい。べんてんちゃんという、作品を明るくするキャラの今後も楽しみだ🎶

  • ゆのん さん

    出版社から頂いたゲラにて読了。ほしお先生と担当編集者さんのご厚意でサイン本をプレゼントして頂きました。実は初読みの作家さんでした。キラキラ小説はあまり得意ではないからと手にする事が無かったのですが、全然そんな事無く、しっかりした内容にゆっくりと静かな空気感があり他の作品も読みたくなった。家の歌が聞こえる能力を持つ主人公。過去と現在をつなぐ物語。とても素敵な物語でした。舞台が川越で馴染深い町だった為、楽しく読めた。

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ほしおさなえ

作家。1964年東京都生まれ。1995年「影をめくるとき」が群像新人文学賞小説部門優秀作に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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