池の水ぜんぶ“は”抜くな!

つり人編集部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784864473330
ISBN 10 : 4864473331
フォーマット
出版社
発行年月
2019年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
128p;19

内容詳細

外来種はすべてワルモノという認識を改め、令和の自然観をアップデートせよ。

目次 : 第1章 外来種と在来種の境界線/ 第2章 なぜ外来種はワルモノにされるのか?/ 第3章 外来種を駆除して何を守るのか?/ 第4章 人が手を加えるのはそこまで悪なのか/ 第5章 必要なのはケース・バイ・ケースの対応/ 第6章 群馬県邑楽町に見る外来魚駆除の現実/ 第7章 池田清彦が語る外来種問題の現在

【著者紹介】
池田清彦 : 1947年、東京生まれ。生物学者。早稲田大学名誉教授、山梨大学名誉教授。専門の生物学分野のみならず、環境問題、生き方論など、幅広い分野に関する著書が多数ある。テレビ、新聞、雑誌などでも活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • mae.dat さん

    外来種。その定義は恣意的。あぁ、そうそう。そんな気がします。 無闇に拡散する事は真に控えるべきと思いますが、定着してしまった種を根絶やしにしようとするのは甚だ疑問です。かな〜り前から。 エコシステムのコントロールは非常に難しくて、思惑通りに行かなかった例は枚挙に暇がない筈なんだよな〜。 群馬県邑楽町の事例は興味深く「外来魚駆除大作戦」が紆余曲折経て「釣り体験を通して外来生物問題や動植物物の命、中野沼の豊かな自然環境について考えてみましょう」になったそうな。 文字数問題ぃ。コンセンサス得たいなぁ。

  • まるぷー さん

    各地の池や川、湖で在来種の鮎などを食い荒らす外来種であるブラックバスの駆除を一例にその他の外来種に対する考察本。外来種は本来の生態系に影響を及ぼしたり在来種を滅ぼしかねない、又は在来種との交雑、種の存続の問題などをあげている。その反面、全ての外来種はワルモノなのか?在来種でも人間に害を及ぼす生物などもいる。人間が持ち込んだ外来種、自然に移入してきた外来種もいるなど考えさせられることもある。近年、増加の傾向にあり森林や作物に害を及ぼすニホンジカ、結局人間がオオカミを滅ぼしたツケがまわってきている。↓

  • Tomomi Yazaki さん

    外来種を良くも悪くも思わないけど、外来種だから駆逐しても良いという思想は、ナチスの優生学の構造と同じで、子供達に明らかに悪影響を与えてしまう。本当に外来種は悪いの?一応規定では、明治以降に入ってきた生物を外来種としているが、それ以前の種は全て固有種なの?そもそも手つかずの自然なんかこの日本にはない。田んぼや畑は自然ではないし、里山なんか人間が管理することで成り立っている。そこには人間の損得が、そしてエゴが必ずある。この書は、私が子供の頃から持つ違和感を払拭してくれる。私も含め、世間は勉強不足なのである。

  • こまさん さん

    本書の主張は一理あるが、詭弁も多い。 人類は雑種なのに雑種を許さないのはおかしいというのは時間軸を無視していて、進化の過程と防除を同一に論じる誤りだろう。また、保護されているチョウもある程度なら採っていいとか、大きいクワガタがいてもいいとかは自分勝手な主張。そして基本的な問題だが、「すべての命は大切」というのはその通りなのだが、保全生態学の視点を不勉強では? ただ、某番組が外来種を「ワルモノ」と断じていることは問題で、子どもに悪影響だと思う。しかし本書のような反動”が今後増えることも問題だろう。

  • うがり さん

    ヒトは本当にエゴの塊だ。自分たちが繁殖していく中でこれは保護し、これは駆除しないといけない。それはどの生物だってやっていることに、それを高みから可哀想だからと守り都合の悪いものは消していく。自分たちが壊してきたものを自分たちの都合で治そうとするのは、それこそ自然に失礼である。本著のタイトルにもなっているかの番組に元々違和感を持っていたため、記者の方や池田先生が述べていることはスッと入ってきた。しかしこの外来種問題は簡単ではないな。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

実用・ホビー に関連する商品情報

おすすめの商品