ひねもすのたり日記 2 ビッグコミックススペシャル

ちばてつや

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784098603350
ISBN 10 : 4098603357
フォーマット
出版社
発売日
2019年04月26日
日本
追加情報
:
144p;21

内容詳細

国民的作家ちばてつやがマンガと出会った頃

中国大陸での苦難の引き揚げの旅を終え、千葉一家はやっと全員無事に日本へ帰ってきた。引き揚げ先の千葉県・飯岡で、てつや少年はすくすくと育ってゆく。ある日てつやは、田んぼのあぜ道で初めて「マンガ」と出会った! 運命に引き寄せられるようにひと筋の道を歩み始めた少年の心の中と、現在の作家としての日常をユーモアたっぷりに描くオールカラーショートコミック。夭逝した実弟ちばあきお氏の想い出など、切実な思いが胸にしみる。

【編集担当からのおすすめ情報】
第1集では、旧満州ですくすくと育ち、7歳の時に敗戦。そして中国からの引き揚げの苦労を描いた内容でしたが、この第2集ではマンガと出会い、それを生きる道と思うまでのちば少年の成長が読めます。そしてマンガの世界に案内してくれた大事な友・木内くんの想い出。実弟の夭逝した作家・ちばあきおさんの想い出。コマから溢れる想いに胸打たれます。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • keroppi さん

    ちばてつやが懐かしい思い出を極彩色で綴る。満州から引き揚げてきた後の少年時代、漫画を描くようになった頃、思い出の中にはたくさんの人たち。家族や友人や。ちばてつやの描く世界には、暖かさや優しさがいっぱい。思い出は、どんなに苦しかったことも美しい。そういえば、最近読んだ安部公房も音楽家の冬木透も満州から引き揚げてきたんだった。それぞれにそこに創作の原点があったんだな。

  • かっぱ さん

    子供の頃から不器用だったてつやさん。反して器用だった弟のあきおさん。同じ漫画家というプロの道を歩んだ二人。あきおさんが漫画家としての道を歩み出すのを止めなかったことをいまだに後悔しているてつやさん。こと漫画に関しては不器用で悪戦苦闘したあきおさんへの「ごくろうさま」の言葉が心に沁みる。少年時代の想い出と現在の日常を描いたこの漫画は、てつやさんの優しい人柄が現れていてほのぼのとした気持ちになります。松本零士さんとコンコルド(フランス―ブラジル)に乗り、萩尾望都さんも交えてのアマゾン旅行の話が楽しい。

  • ぐうぐう さん

    『ひねもすのたり日記』第2巻。今巻も子供時代の話があれば、若かりし漫画家時代、そして現在の生活といったふうに、思いつくまま、軽やかにエピソードが綴られているのが気持ちいい。漫画の面白さに気付かせてくれた小学校の同級生の木内くんの話や、40代の頃に松本零士や萩尾望都らと南米を旅した話など、どれもこれも興味深い。中でも、弟・あきおとの想い出が一番印象的だ。(つづく)

  • 青龍 さん

    昨年発行された1巻がよかったので、2も購入。近況と思い出が織り交ぜになっている。引き上げのことや、あきおさんのこと等、重い内容も含め、ちば先生の大切な記憶なんだとわかる。それにしても、コンコルドに乗った話、旅のメンバーが凄い!

  • gtn さん

    勉強、音楽、スポーツと何でもよくできた弟あきお。要領の悪い兄てつやは、そんな弟に愛憎相半ばしていたのではないか。初の漫画執筆に生みの苦しみを味わう弟を、敢えて静観したのも、自分の唯一の取り柄を認めさせるためかもしれない。その後、弟は苦しんで苦しんで「キャプテン」「プレイボール」を紡ぎ出し、そして力尽きる。弟より三十五年も生き永らえる兄は、本来の兄弟に戻ろうと今も模索している。

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人物・団体紹介

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ちばてつや

本名:千葉徹弥。1939年(昭和14年)1月11日、東京築地の聖路加病院で生まれる。同年11月に朝鮮半島を経て、1941年1月旧満州・奉天(現中国・遼寧省瀋陽)に渡る。1945年終戦。翌年中国より引揚げる。1950年、友人の作る漫画同人誌「漫画クラブ」に参加。1956年、単行本作品でプロデビュー。1

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