車夫 文春文庫

いとうみく

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167913656
ISBN 10 : 4167913658
フォーマット
出版社
発行年月
2019年10月
日本
追加情報
:
256p;16

内容詳細

家庭の事情で高校を中退した吉瀬走。生きるために夢中になった陸上も辞めざるを得なかった。そんな中、陸上部OBの前平が現れ、人力車のひき手をやらないかと誘われる。車夫の条件は走るのが好きなこととイケメンであること!?浅草の「力車屋」で車夫となった少年と同僚や客らとの交流を瑞々しく描く。

【著者紹介】
いとうみく : 神奈川県生まれ。『糸子の体重計』(童心社)で第46回日本児童文学者協会新人賞、『空へ』(小峰書店)で第39回日本児童文芸家協会賞を受賞。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • はつばあば さん

    読み友さん押しの「いとうみく」さん、どんな人だろうと思ったらあの愉快な「かあちゃんの取扱説明書」の作者さんでした。この車夫が文庫で手に入るのでこちらから読み始めました。う〜ん、ここしばらく子供が親に・・と言う読書傾向が強い。選んでいるわけではないが。父親が蒸発してそして追いかけるように母親も蒸発。高校生の走はどうすればいいのよ!。高校生にもなった年なら一人でなんとかしろ??冗談じゃない!。家も無く、高校には授業料っちゅうもんも要ります。食べるお金はどうします?陸上部で期待の星だった走。生きる為には退学しか

  • papako さん

    なんとなく気になって。だけど簡単には飲み込めないお話でした。このコロナ禍で、こういう子供たちが増えているのかも。そんな彼らを成人だと突き放すのは違うんだと思う。彼らがまっすぐ走れますように。

  • ぐっち さん

    高校を中退することになった走。先輩に誘われて浅草の車屋で働くことに。元陸上部の走くんのまっすぐさがまぶしく、周りの大人たちの人情もあったかい。爽やかな一冊でした。

  • 白雪ちょこ さん

    主人公の17歳、走くんを中心に、様々な人達の人生ドラマを、人力車を通して描かれている。 家族関係、夫婦関係、仲間。 悩みや葛藤、過去の苦しみ。だが皆は、前を向いていく、人力車のごとく。 春のそよ風を思わせるような爽やかさが、ふんだんに詰め込まれている。 作者の美しく綺麗な文で描かかれており、続編も気になる。 一番共感できたのは、女性ならではの悩みが描かれた琳子さんの話。 「人に好かれるのが当たり前と思っていた。しかし、背後から硫酸をかけてくるような人もいる。」 後者の方が、世の中多いのかもしれない。

  • misalyn さん

    両親に置き去りにされて高校を退学するしかなかった走。面倒見の良い前平先輩に声をかけて貰って車夫になったけど、現実問題としてこういった状況の子はどう生きて行ったら良いのかな?俥屋の人たちが皆んな良い人で良かったよ、そうじゃなきゃ17歳の子が一人で生きて行くことなんて出来ないよね。浅草に行くと決まって「お姉さん乗って行きませんか?」って声をかけられるけど一度も人力車に乗ったことは無かった(むしろ避けて通ってた(・_・;) 車夫さん達のおもてなしを体験してみるのも良いかもしれない。走の幸せを祈りつつ次へ🤞

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いとうみく

神奈川県生まれ。『糸子の体重計』で第46回日本児童文学者協会新人賞を、『空へ』で第39回日本児童文芸家協会賞を、『朔と新』(講談社)で第58回野間児童文芸賞を、『きみひろくん』(くもん出版)で第31回ひろすけ童話賞を、『つくしちゃんとおねえちゃん』で第69回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を、『あし

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