うなぎのダンス 河出文庫

いしいしんじ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309409283
ISBN 10 : 4309409288
フォーマット
出版社
発行年月
2008年10月
日本
追加情報
:
295p;15

内容詳細

赤塚不二夫・中島らも・町田康と酩酊し、柳美里と悪夢を語らい、勝新太郎の葬儀で仮想対談。トランプマンに「無言」対談を挑めば、印刷機から漏れる機械音に話しかけ、催眠カウンセラーにぐるぐるぐらぐら誘導されて、占い師からは同性愛を疑われ…どこまでも飛び越えていく20組の対話たち。待望の文庫化。

目次 : お揃いの着物がとってもキュートな―きんさん・ぎんさん/ 慈愛に満ちあふれたギャグ大陸の皇帝―赤塚不二夫さん/ 衝動的に京都までタクシーで行ってしまう―柳美里さん/ 薄いくちびると華麗なマジック、寡黙さが素敵な―トランプマンさん/ 指圧の心母心、細腕どころか指一本でここまで来た―浪越徳治郎さん/ 反重力で歌うド宇宙ロックンロール・バンド―ジョニーさん/ 胸が大きいだけではない、爽快爆乳ギャル―大原かおりさん/ 最近はアルコールを遠ざけ、ウーロン茶を飲む―中島らもさん/ 霊能者っぽくていやぁーと叫ぶ、ママさん霊能者―水木かおりさん/ 頭の中には豆に関するデータが4件ほど眠っている―町田康さん〔ほか〕

【著者紹介】
いしいしんじ : 1966年、大阪府生まれ。京都大学文学部仏文科卒業。2003年、『麦ふみクーツェ』で坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 菜穂 さん

    いしいしんじさんのおふざけの中から対話の大切さを実感出来るような一冊でした。 相手(ときには人間でないものとも)と向き合うとはこういうことなんだなぁ😌 疲れた時に軽く読めるので、頭を休めるためにも良い一冊でした。 詳しい感想はブログに書きました✏️ https://note.com/mblaq0825/n/n37632d3169b2

  • 蝶々 さん

    ◎気を取り直して大好きないしいさんも読んだんよ。うなぎのダンスやて、やらしいわ。おもろいわ。町田康のがいっちゃん好き。町田康といしいさんはきっと前世で恋人同士やったんね。ぬるぬるがローションのようやわ。

  • rakim さん

    「対談集」ではあるけれど・・・。自由に雑談を連ねて(相手にも内容にも興味が無いと読み流し)あれ?対談相手は故人なの?(妄想の対談?)、確かに身振り手振りでも意思疎通はできるけれど(そういえば「対談」と銘打ってる訳ではないし)、凸版CPLさんって女性なのね(出来すぎるのってモテないのよ!?)。まあ『奇書』とも言えるけれどつかみ所がない、!!だからこのタイトルなのね、という一冊。

  • skellig@topsy-turvy さん

    普通「対談」って何かしらテーマを決めて…というイメージがある。でもここではひたすら生身の「対話」という感じで、あ、そういえば人間ってそんなスマートなばかりの生き物じゃなかったよな、って脱力する。陳腐な言い方だけど、本当に人はみんな違うもんだなあ。

  • ねこ村 さん

    いしいしんじのスタンスがやっぱりすてき! なつかしのトランプマン(当然しゃべらない)とか凸版印刷の機械とかとも対談しちゃう。ぬるぬるぬらぬらとひとをとらえるのはその小説に似てるかもしれない。ここにいるのに宇宙をみているようなひと。文庫版あとがきがもうね。

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人物・団体紹介

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いしいしんじ

作家。1966年大阪生まれ。京都大学文学部卒業。1994年『アムステルダムの犬』でデビュー。2003年『麦ふみクーツェ』で第18回坪田譲治文学賞、2012年『ある一日』で第29回織田作之助賞、2016年『悪声』で第4回河合隼雄物語賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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