Product Details
ISBN 10 : 4774321567
Content Description
一九五三年はまだ、動物園にさえカバがほとんどいなかった時代です。その年に、一歳で日本にやってきたカバがいました。名前は、“カバ子”。企業の宣伝用トラックに乗り、各地の町をまわったという、めずらしい経験をしました。およそ一年二か月ののち、大きくなったカバ子は動物園に引きとられ、やがて石川県の動物園に移り、“デカ”という名前に変わって、国内最長寿を記録するまでになったのです。デカが生きた半世紀のあいだには、地球環境が大きく変化し、野生動物がたくさん絶滅しました。そのために、動物園の役割やありかたが変わり、わたしたちの動物に対する考えかたやかかわりかたも、大きく変化してきたのです。そのようすを、長寿で人気者だったデカの生きざまをとおして、見ていきましょう。
目次 : 第1章 カバ子の時代(一頭の子カバ/ 水槽つきトラック/ 出発/ カバ子との旅/ きずな)/ 第2章 デカの時代(金沢動物園/ ゴンタ/ カバ舎の悲劇/ おたがいの気持ち/ 新しい動物園へ ほか)
【著者紹介】
あんずゆき : 小川未明賞優秀賞、盲導犬サーブ記念文学賞大賞受賞。日本児童文学者協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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まげりん
読了日:2017/10/04
かち
読了日:2014/12/19
Sarasa
読了日:2013/08/30
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