おにたのぼうし おはなし名作絵本

あまんきみこ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784591005293
ISBN 10 : 4591005291
フォーマット
出版社
発行年月
1982年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
25cm,1冊

内容詳細

節分の夜、豆まきの音がしない一けん家にとびこんだおにのおにたは、病気の母を看護する少女に出会い…。女の子を思いやるおにたの気持ちが切なくいじらしく、いわさきちひろの絵とともに、いつまでも心に残る絵本。

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読書メーターレビュー

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  • のっち♬ さん

    『人間っておかしいな。鬼は悪いってきめているんだから。鬼にも色々あるのにな。人間も色々いるみたいに』—節分に棲家を追いやられた黒鬼の子は病床の母を看病する貧しい娘の元へ辿り着き、彼女の健気な嘘を現実にすべくおにたは人間に扮して煮豆と赤飯を届ける。貧困や不条理を語るトーンの低さはあまんの真骨頂。いわさきの朧げな水彩画は幻想的なタッチを貫きながらも、少女の痩せ細った足や指先の悴みに真実味を添えている。見えないものを想像することは恐れにも救いにもなりうる。哀感と優しさと静けさを絶妙な按配で共在させた余韻は絶品。

  • ケイ さん

    かなしくてせつない、オニのおはなし。女の子の優しさと残酷さがおにたを帰ってこれなくしたのかな。鬼がいると他の悪いものが恐がって入ってこれないから、鬼を追い払うのはよくないとどこかで読んだのを思い出した。

  • はる さん

    優しいおはなし。誰も悪くないのに切ない終り方。複雑な余韻を残します。いわさきちひろさんの絵が抒情的で美しい。うるんだような澄んだまなざしに心が奪われます。

  • yomineko@猫と共に生きる さん

    読み友様からのご紹介本です📙心優しい鬼のおにた。だけど、節分には鬼は外で豆を撒かれ、家には柊。柊は鬼の目を刺すという。鬼は悪いと決めている人間ってどうなんだろう。お腹を空かせた女の子に沢山食べ物を持って行くおにただが、、、

  • よむよむ さん

    毎年節分の時期に読み聞かせを致します。そこはかとなく哀しい名作です。来年もきっと読みます。

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人物・団体紹介

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あまんきみこ

1931年、旧満州に生まれる。デビュー作『車のいろは空のいろ』で日本児童文学者協会新人賞と野間児童文芸推奨作品賞、『こがねの舟』(以上ポプラ社)で旺文社児童文学賞、『ちいちゃんのかげおくり』(あかね書房)で小学館文学賞、『おっこちゃんとタンタンうさぎ』(福音館書店)で野間児童文芸賞、「車のいろは空の

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