火群のごとく

あさのあつこ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163291802
ISBN 10 : 4163291806
フォーマット
出版社
発行年月
2010年05月
日本
追加情報
:
20cm,335p

内容詳細

今ならまだ自由だ。今ならまだ間に合う…。何者かに兄を殺された林弥は、仲間とともに運命に立ち向かう。子どもと大人の境にある一瞬の美しい季節を瑞々しく描き出す、青春時代小説。

【著者紹介】
あさのあつこ : 1954年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。小学校講師を経て、1991年作家デビュー。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー』シリーズで小学館児童出版文化賞を受賞。児童文学からヤングアダルト、一般小説でもミステリー、SF、時代小説などジャンルを超えて活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤枝梅安 さん

    あさのさんの時代小説は、遠野屋清之介と同心・木暮信次郎の「弥勒の月」「夜叉桜」「木練柿」を読んだが、この作品はそのシリーズとは別の設定。幼なじみの3人に藩の家老が在府中に妾に産ませた息子が加わり、身分・階級の差を自覚しながら成長していく物語。藤沢周平さんの「蝉しぐれ」や葉室麟さんの「銀漢の賦」を思い出させる。登場人物が少なく、濃密な物語になっている。剣豪小説ではなく、兄嫁への思慕と将来への不安を抱きつつ現実に立ち向かおうとする少年が成年になっていくストーリー。続編を期待したい。

  • ゆみねこ さん

    続編を先に読了してからこちらを。藩政に纏わる陰謀と巻き込まれた藩士たちの悲劇。少年剣士たちの友情と成長の物語。

  • ちはや@灯れ松明の火 さん

    剣を振るう刹那だけ、何もかもから解き放たれる気がした。大人と子供の境界線が明快に区切られ、生まれながらの身分に雁字搦めにされたまま生きるしかない世界。出自の異なる武士の子弟四人、気易く呼び合い笑い合える得難い日々は今しかなく、けれど少年であるが故にままならぬ現実に臍を噛む。幾度剣を振るおうと断ち切れぬ熾火の如く燻ぶり続ける思い、そしてひとつの時代の終焉を示すのも奪い尽くすように燃え滾る炎。剣に生きることが己を活かす道、けれど刃が生みだすのは血に染まる死。それでも、闇を拓く灯として、その傍らに携えひた進む。

  • nyanco さん

    時代物は苦手でやや躊躇しましたが読んで良かった!性格の異なる少年剣士たちのキャラクターがとても良い。林弥と対照的な透馬のキャラクターが特に良く、大人へと成長していく彼らの様子がとても楽しい。しかし、大人になるということは楽しいことばかりではない。元服し、家を背負うということの重さ…。藩内部の膿が溢れだし、彼らも巻き込まれていく…。ラストの展開が早く、勿体ないくらい。源吾の話が実に切ない…。兄を凌ぐ力量を持つ林弥の今後も気になります。続編はあるのでしょうか…続→

  • ぶんこ さん

    15歳年上で父親代わりでもあった兄が斬り殺される。 慕っていただけに憎しみや復讐心もあったでしょう。 生活も荒むでしょう。 しかし林弥には仲間や兄嫁という仲間がいました。 そこに現れた剣の達人、透馬。 筆頭老家老の側室の子で、母の実家は経師屋で、家老やりも経師屋になりたいという変わり者。 林弥と透馬で兄の死の真相を探る。 思いもかけない人が犯人で、こればかりは納得いきませんでした。 上に命令されたからというだけの理由で人を殺めた人には、隠しても体から滲み出るものがあるはずでは? エンディングにイマイチ感。

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人物・団体紹介

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あさのあつこ

1954年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。91年に『ほたる館物語』でデビュー。96年に発表した『バッテリー』およびその続編で、野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞を受賞。2011年『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもので

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