認知症の家族を支える ケアと薬の「最適化」が症状を改善する 集英社新書

高瀬義昌

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087208672
ISBN 10 : 4087208672
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
208p;18

内容詳細

今後一〇年以内に六五歳以上の高齢者の五人に一人が認知症になると予測されている。認知症はもう誰もがなりうるもので、また誰もが認知症の家族のケアに直面する可能性がある時代となったのだ。著者は、認知症治療の課題に、医師の言うがままに多量の薬を服用し続ける「多剤併用」や、処方薬を飲みきれずに捨てる「残薬」などの問題を挙げる。家族、医師、薬剤師、ケアマネジャーなどがチームとなって患者を支える「在宅医療」の具体的なあり方も提唱し、認知症患者と家族に寄り添う医療を考える。

目次 : 第1章 認知症は誤解されている(まずは誤解を解くことから/ 誤解1 自分だけは認知症にならない ほか)/ 第2章 認知症はもう他人事ではない(確実に増え続ける認知症患者/ 認知症は病名ではなく症状 ほか)/ 第3章 不適切な薬物療法が認知症をつくりだす(薬による治療に入る前に/ 認知症の完治につながる特効薬はない ほか)/ 第4章 家族は在宅医療にどう向きあえばいいのか(国が進める在宅医療への流れ/ 在宅医療はむずかしいという意識 ほか)

【著者紹介】
〓瀬義昌 : 1956年生まれ。医療法人社団至高会たかせクリニック理事長。信州大学医学部卒業。東京医科大学大学院修了。医学博士。麻酔科、小児科研修を経て、2004年東京都大田区に在宅医療を中心とした「たかせクリニック」を開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Akira Kumoi さん

    ケアと薬の最適化、特に先生がかねてから指摘されている多剤併用の問題について易しい言葉で解説されておられ、わかりやすく読めました。また理想とする医療のイメージを「地域にとろけるような」と表現されていたのは、瀬先生の在宅医療への想いや姿勢がストレートに伝わって印象に残りました。

  • nappa さん

    薬に対する考え方は、そうできたらいいのにと思っていたものだった。こういう訪問医が増えてくれるといい。今日も介護が原因と思われる無理心中のニュースがあった。「認知症の家族を支える」ためには、医療だけではなく多くの人の力が今すぐに必要とされている。

  • ゆきまさくん さん

    再読。高瀬義昌先生の書。認知症は病名ではなく症状であること、そして誰もがなりうるということ、さらには誰もが認知症の家族のケアに直面する可能性があるということだ。この本では、薬の最適化、在宅での患者を主役とするケアの最適化、家族のマネジメント力による認知症の改善の可能性を述べている。国が進める在宅医療の流れを理解しつつ、本書にある認知障害の改善や予防に効果がある食や取り組みを参考にしたい。

  • Hisashi Tokunaga さん

    もしも認知症発症のときが訪れてしまったら、誰にも遠慮することなく医師や様々な社会の仕組みにどんどん頼ってーと高瀬先生の心強いエールをいただくのだが、実はここに高瀬先生の逆説が込めれていないか?正に地域社会に溶け込むだけでなく”とろけ込む”関係性が今構築されなけばならない。「認知症スマートシティ」はスマートシティ構想の総体の中に位置付けられて実現されることを願いたい。*薬物療法ー多剤併用⇒不適切な薬物療法が認知症を作り出すとの警告。

  • こ〜じぃ。。 さん

    多剤併用や残薬にスポットを当てられているが、、 そこじゃないんじゃないかなぁ・・・

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