市川中車46歳からの出発

香川照之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062183468
ISBN 10 : 4062183463
フォーマット
出版社
発行年月
2013年05月
日本
追加情報
:
230p;19

内容詳細

なぜ“市川中車”だったのか。なぜ息子を歌舞伎界入りさせたのか。なぜ父と母は和解できたのか。46歳の新参者、俳優・香川照之が九代目市川中車を襲名するまで。今やっと語ることができる歌舞伎役者への道程。「家を継ぐ」ということ、「身を捨てる」という生き方。

目次 : 第1章 四十六歳の新参者(生まれてきたときの約束/ 市川團子の初舞台を進める中で ほか)/ 第2章 「九代目市川中車」の幕開き(不思議と身に馴染んだ、初「大向こう」/ 新歌舞伎でのデビュー戦 ほか)/ 第3章 血族(初めての同居生活/ 「人間とはバランスを取る動物である」 ほか)/ 第4章 「身を捨てる」という生き方(俳優という因果な職業/ 傲慢さのトラップ ほか)

【著者紹介】
香川照之 : 1965年生まれ。両親は、歌舞伎俳優の三代目市川猿之助(現・二代目猿翁)と女優の浜木綿子。1989年に俳優デビュー。日本アカデミー賞をはじめ各映画祭で数々の賞を受賞。2012年に九代目市川中車を襲名し、歌舞伎技者となる。同時に、息子が五代目市川團子となる。屋号は澤瀉屋(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 美登利 さん

    歌舞伎は、観たことありません。しかし、歌舞伎役者さんが、映像の世界でたくさん活躍されてることは、前から知っています。そうか、元々が歌舞伎役者ならば、その芸名を使わないといけないとは、知らなかったです。俳優デビューしたときに浜木綿子さんの息子さんにしては華がないなぁ、などと感じていた香川さんも今では味のある好きな俳優さんです。小さな頃のエピソードなども興味深く、愛情のない家に育ったからこそ、人に愛情を持って接したいという姿勢が素晴らしい。語り言葉で綴られてる、とても心に残る一冊でした。

  • スズメ さん

    こんなに辛くて大変な場所にあえて身を投じる中車さん。血族のめんめんたる流を途絶えさせてはならじとの使命感に燃える彼にエールを送ります。そして、きっとやり遂げる人であると信じています。ところで「語り下ろし」・・やっぱり、と思いました。美味しい実になる果実を熟れる前にもぎ取ってしまった感じがします。30年後、今度はご自分の筆で書かれることを切に希望します。でもその頃私生きてるかなぁ〜。

  • ぐうぐう さん

    香川照之が、なぜ歌舞伎界に入り、市川中車を襲名したのかを、本人が語った自叙伝。まず感じるのは、香川照之の生き方に対する誠実さだ。自らの血筋に逆らわず、それを宿命と感じ、無謀だと思われた歌舞伎界入りを決断する。しかしその無謀な挑戦が、両親の長年の不和を氷解させていくのだから、香川の誠実さが二人の親の間に横たわる遺恨を溶かしたとも言える。メディアで散々紹介された、25歳の香川が父である当時の猿之助にアポなしで会いに行ったエピソードも、香川本人の口から語られると、まるで違った印象として受け取れる。(つづく)

  • これでいいのだ@ヘタレ女王 さん

    結局、父に認められたい、父が欲しかった、、が発端、根底にあるからここまで来たのかな〜画面だと感じることは薄かったけれど、読んでみると、彼って良くも悪くも猿翁と考え方も発想も似ているな〜おそるべし!DNAなんて思ったりして

  • Wisteria さん

    『日本の血脈』を読んで、香川照之がどんな思いで市川中車を襲名したのか興味が出て手に取った。襲名当時に結構批判されていた印象があったけれど、当の本人は恥を晒す事を百も承知で挑んでいて、その複雑な情熱をこうして語られた事はすごく意義があると思った。46年振りに言葉を交わし合う両親と少し離れて笑顔で見守る香川さんの写真を見て切ない気持ちになった。息子さんの健やかな成長を願う。

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香川照之

1965年生まれ。ドラマや映画で俳優として活躍する一方で、教育番組で昆虫の魅力を子どもたちに発信。昆虫デザインの親子向け服育ブランド「Insect Collection(インセクトコレクション)」のプロデューサーを務め、文部科学省からは「こどもの教育応援大使」も委嘱された

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