ナチスの「手口」と緊急事態条項 集英社新書

長谷部恭男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087208962
ISBN 10 : 4087208966
フォーマット
出版社
発行年月
2017年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;18

内容詳細

【本書の主な内容】
緊急事態条項は、首相に大きな権限を集中させる。
自民党が加憲を狙うこの条項は、はたして、災害・テロ対策にとどまるのか?
最新のナチ・ドイツ研究によって、塗り替えられたドイツ憲政史の「真実」から
日本政治の危機の本質が、あぶりだされる!

はじめに――「憲法問題」の本質を見抜くために  石田勇治
第1章:緊急事態条項は「ナチスの手口」――大統領緊急令と授権法を知る
第2章:なぜドイツ国民はナチスに惹き付けられたのか
第3章:いかに戦後ドイツは防波堤をつくったか――似て非なるボン基本法の「緊急事態条項」
第4章:日本の緊急事態条項はドイツよりなぜ危険なのか――「統治行為論」という落とし穴
第5章:「過去の克服」がドイツの憲法を強くした
おわりに――憲法の歴史を学ぶ意味   長谷部恭男

【著者プロフィール】
長谷部 恭男(はせべ やすお):早稲田大学法学学術院教授。東京大学法学部教授等を経て、2014年より現職。日本公法学会理事長。全国憲法研究会代表。主な著書に『憲法とは何か』(岩波新書)『憲法の論理』(有斐閣)など。
石田 勇治(いしだ ゆうじ):東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はドイツ近現代史。マールブルク大学Ph.D.取得。ベルリン工科大学客員研究員、ハレ大学客員教授を歴任。主な著書に『ヒトラーとナチ・ドイツ 』(講談社現代新書)など。

【著者紹介】
長谷部恭男 : 早稲田大学法学学術院教授。東京大学法学部教授等を経て、2014年より現職。日本公法学会理事長。全国憲法研究会代表

石田勇治 : 東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はドイツ近現代史。マールブルク大学Ph.D.取得。ベルリン工科大学客員研究員、ハレ大学客員教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • こーた さん

    安易なアナロジーは禁物である。だが読めば読むほどに、暗澹として気分は沈んでゆく。あまりにも似ているのだ。この国の現状が、ナチスが権力を握ったその「手口」と。われらが日本国憲法は崖っぷちである。いや、もはや崖下へ向かって真っ逆さまに落下しはじめているのかもしれない。それを再び引っ張りあげるために、この非力なわたしにできることといったら、せいぜいが本を読むことと、その感想を書くことくらいである。だからそれをやることにした。政治や憲法の本なんて、ほんとうは読みたくなんかないのである。(1/3)

  • おさむ さん

    麻生副総理がポツリともらした「ナチスの手口に学んだらどうかね」。あの言葉から浮かび上がるのは、世界一民主的だったはずのワイマール憲法下でヒトラーが合法的に政権を握ったという通説。しかし、この本を読むと形式こそ合法的だが、実態は違法だったことがよくわかります。大統領緊急令、議事堂炎上令、そして授権法。矢継ぎ早に法律をつくり、独裁者となったナチスの手口。民衆は時の勢いに流されずに熟慮する事が唯一の抵抗なのかもしれません。もう少し噛み砕いた表現だともっと読みやすかったなぁ。

  • 樋口佳之 さん

    ナチス以後のドイツ等の歴史を知る中で、緊急事態条項について考える視点を得ると言う有意義な内容。第二章 なぜドイツ国民はナチスに惹き付けられたのか は簡潔かつ網羅的で素晴らしいと感じました。/自国の過去に向き合うことは同時に、自分たちがどのような憲法原理を選び取ってきたのか、選び取りたいのかという意識をも喚起してきた

  • coolflat さん

    ナチスが権力を奪取していく過程(ブリューニング→パーペン→シュライヒャー→ヒトラー)がよく分かる。麻生の「ナチスの手口」発言に危機感を抱く人は多い。麻生の解釈ではナチスは「誰も気づかない」うちに、しかも「みんないい憲法と、みんな納得して」、いわば合法的に政権を奪取したと言わんばかりだ。みんなが気づかないうちに改憲されていく。皆はそこに危機感を抱く。しかしそうではないという。民主制からナチ独裁制への移行は、最終的には言論弾圧と国家テロを使って無理矢理成立させた「全権委任法」が鍵となった。決して合法的ではない

  • ソングライン さん

    前半はドイツワイマール憲法の緊急事態条項をどのように利用しナチが独裁政権を成立させていったかが述べられ、後半は戦後ドイツの行政府、個人に権力を集中させない緊急事態条項に対する縛りとナチ時代のホロコーストに対するドイツ国民の意識の変遷が語られます。学ぶべきナチスの手口とは何かと疑問を持ち、読んでみました。

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