長谷川町蔵 / 大和田俊之

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文化系のためのヒップホップ入門 [いりぐちアルテス002]

長谷川町蔵 / 大和田俊之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784903951478
ISBN 10 : 4903951472
フォーマット
発行年月
2011年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,279p
280p 四六版

内容詳細

目次 : ■第1部: ヒップホップの誕生 / ブロック・パーティ期/オールドスクール期 / ■第2部:イーストコースト / 第2世代の登場/サンプリングによるトラック作り / ラップは何を言っているのか/パブリック・エネミーとネイティヴ・タン / ■第3部:ウェストコースト / ギャングスタ・ラップ登場/ギャングスタ・ラップのサウンド / 西海岸のアンダーグラウンド・シーン / ■第4部:ヒップホップと女性 / ■第5部:ヒップホップ、南へ / ヒップホップ・ソウル/ティンバランドのサウンド革命 / 南部の時代 / ■第6部:ヒップホップとロック / ■第7部:ヒップホップの楽しみ方

【著者紹介】
長谷川町蔵 : 1968年生まれ。ティーン・ギャング(ツッパリ)全盛時代に、東京のダーティー・サウス、町田市で生まれ育つ。90年代末からライター活動を開始。映画、音楽、文学からゴシップまで、クロスオーバーなジャンルでハスリングし続けている

大和田俊之 : 1970年生まれ。レペゼン神奈川。クリップスとブラッズならぬバイカー・ギャング(暴走族)で荒れ狂う日本のウェッサイ、湘南地方で育つ。ドクター(文学)。慶應義塾大学(アソシエイト)プロフェッサー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kazi さん

    めちゃめちゃ面白かった!「ヒップホップは音楽ではない。一定のルールのもとで参加者たちが優劣を競い合うゲームであり、コンペティションだ!」という話は、まさに目から鱗でした。前々からヒップホップ文化の受容のされ方に対して抱いていた“違和感”にうまい説明を与えられた感じです。ヒップホップとタメを張る代表的な商業音楽である“ロック”との比較が非常に面白い。曰く、ロックは個であり、ヒップホップは場である。ロックは単行本で出版される純文学であり、ヒップホップはtwitterのつぶやきである。

  • 1959のコールマン さん

    ☆4。「ヒップホップはアメリカを変えたか?」がアメリカ的な視点でヒップホップを捉えていたのに対し、こちらは日本人の視点で書かれた本。とはいえ細かいネタがいっぱい。暴露的な事も結構書いている。レコード、CDその他音源を集めるならばこちらの方がいいだろう。歴史的な部分もきちっと分析、整理されている。下段に注がすぐ入るのも良い。ただ、「イヤミ」というか、ちょっと「上から目線(学者目線?)」を感じる。なので減点。生きた人間の呼吸を感じたいのならば「ヒップホップはアメリカを変えたか?」の方だろう。なにせ生々しい。

  • zirou1984 さん

    いやぁ面白い。前半部分のアメリカヒップホップ史を文化系の視点から捉え直す部分もいいけど、本書が何より優れているが最後二章。ここではロックとの対比からヒップホップが内的に持っている価値観を様々な例えで示し、最終章でヒップホップとは「少年ジャンプである」「プロレスである」「お笑いである」と何ともキャッチ―な落とし所に纏めている。惜しむらくは、ここ数年でヒップホップを取り巻く環境が変化し過ぎたためか内容について若干の物足りなさを感じてしまうところ。とはいえ、入口としての役割については全く古びていない。

  • 小木ハム さん

    ヒップホップの起源は、例えば『ダズンズ』という黒人奴隷制下で流行った話芸。これは如何に巧妙に相手を罵しり観衆を沸かせるかで白黒をつけるもの。暴力沙汰を起こせない環境だからこういった方法が慣習化されたのかな。ロックは純文学で観衆不参加型、ヒップホップはTwitter、初音ミクと同じで観衆参加型だ、というのがなんとなく腑に落ちた。今後メジャーシーンは失墜し、セミプロ、細分化がどんどん進む。Web漫画もそうだけど、ひとえにネット拡大の賜物だなあ。ライム=韻、リリック=詩、パンチライン=オチ、ビーフ=諍い。

  • しゅん さん

    発売当初から読もうと思ってたのに10年経っていた…そして早く読めばよかった…。今やグローバル巨大産業の位置を確立したラップカルチャーの源流と価値意識がクリアに入ってくる。「文化系」だけのための本ではないな。ロックと西洋芸術のオリジナリティ主義や反資本主義信仰とは真逆の感覚をヒップホップは持っていて、日本に当てはめるとお笑いが最も近いシステムで動いている。社会における文化の役割を考察する上で刺激的。「今のR&Bはヒップホップの一部」、「やってるのは黒人だがリスナーの多くは白人ティーン」などの指摘が鋭い。

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