境界の日本史 地域性の違いはどう生まれたか 朝日選書

近江俊秀

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022630834
ISBN 10 : 4022630833
フォーマット
出版社
発行年月
2019年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
310p;19

内容詳細

各地で異なるなりわい、わざ、食―そこには越え難き境があった。暮しや文化の多様性や多元性の起源を追究し日本史をみつめなおす。

目次 : 1部 境界の形成(森先一貴)(文化を育むもの/ 黎明期の列島文化と境界―旧石器時代/ 定住生活と境界の細分化―縄文時代)/ 2部 時代を超えて受け継がれる境界(近江俊秀)(さまざまな境界/ 地域の統合と巨大集落の出現―弥生時代/ 国家意識の発生と境界―古墳時代/ 受け継がれた境界―古墳時代から古代へ/ 環境と境界)

【著者紹介】
森先一貴 : 1979年京都府生まれ。文化庁文化財第二課文化財調査官。東京大学大学院新領域創成科学研究科修了。奈良文化財研究所研究員を経て現職。専門は先史考古学。4万年前、日本列島に渡ったホモ・サピエンスが、旧石器時代から縄文時代にかけて各地で環境適応を進めていく過程を研究中。ロシア極東でも旧石器時代から新石器時代の発掘調査に参加し、周辺大陸から日本列島文化を位置づけたいと考えている

近江俊秀 : 1966年宮城県生まれ。文化庁文化財第二課文化財調査官。奈良大学文学部文化財学科卒。奈良県立橿原考古学研究所研究員を経て現職。専門は日本古代交通史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • onepei さん

    境界の「発生」がスリリング

  • takao さん

    p.65 北海道への最初の移住者については、石器の型式比較では、本州からの人の移動が十分考えられる。 地域特性の違い

  • Takashi  さん

    現在も残る文化領域の差や地域性、その端緒が旧石器時代にはじまっていた。その後の歴史でも超克できなかった地域性、その背景について説く一書。古墳時代の境界が律令制によって固定化することや、地域性を超越する事象つまり政治的要求にもとづくこと、10世紀以降の東西日本の違いが顕在化すること、その事象と検討視点は実に多岐におよんでいる。前半と後半では、たとえば気候や自然環境の影響にかんする言及の多寡が顕著だが、これも研究者の立ち位置の違いが垣間見えて興味深い。改めて歴史のとらえ方とはになにかを考えさせられる。

  • otakepom さん

    境界から、日本史を見つめ、辿ろうという新鮮さ!歴史の教科書が綴るように、なになにがありました、そして、しかじかとなりました、という、点の羅列ではない、じわじわ来る、歴史の変遷を浮かび上がらせる妙!かつての日本の空気感のようなものが掴めた気がして、そういう空気感を以ってして、改めて日本の歴史を捉えると、よりクリアになる感覚を覚え、勉強になった!そうか、日本は、こんな風に歩んで来たのか...

  • Junko Yamamoto さん

    日本古代の各地域を目配りしながら通史としてまとめている。西日本の縄文人と弥生人の融合のプロセスをもっと知りたい。ー

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