武田軍団を支えた甲州金 湯之奥金山 シリーズ「遺跡を学ぶ」

谷口一夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787707390
ISBN 10 : 4787707396
フォーマット
出版社
発行年月
2007年09月
日本
追加情報
:
21cm,93p

内容詳細

「武田の隠し金山」伝承が語り継がれてきた山梨県身延町・下部温泉郷の山奥。そこは戦国の雄・武田軍団を支えた甲州金の代表的鉱山であった。その採掘・産金の全貌、武田氏の興亡と金山の盛衰を解説する。〈受賞情報〉毎日出版文化賞企画部門(第65回)

【著者紹介】
谷口一夫 : 1938年、神奈川県横浜市生まれ。明治大学文学部史学地理学科考古学専攻卒業。現在、甲斐黄金村・湯之奥金山博物館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 月をみるもの さん

    縄文鉱山の本を立て続けに2冊読んだあと、数千年ジャンプして本書へ。金については、川床や河岸段丘の砂金を集める段階から、佐渡のような本格的な坑道をもった鉱山にいたる中間段階として、この湯之奥金山のような露天掘りの段階があった。遺跡の存続年代は、武田期よりもむしろ江戸期に入ってからのほうが長い。数百年にわたった活動が鉱石の枯渇とともに終焉を迎える様子が、最近訪れた加賀の銅山に重なってみえた https://twitter.com/bamboo4031/status/1661336919085842432

  • あーてぃる さん

    全編総天然色のため薄くて高い書籍だが、資料価値は十分である。 題名の通り武田の金山遺構と金山衆、当時の金精錬手法と貨幣制度について学術調査の記録がまとめられている。 貨幣制度の祖ともされる甲州金だが、この頃から四進法が使われていたとは。 昔の大河ドラマで鎧を纏った武田信玄が、武勲を上げた農民に碁石金を籠手で掬ってざらざらと下賜する場面が印象に残っている。 そこで出てきた碁石金。 字のごとく碁石のような、貨幣ではない報償としての金塊で、なんであんな格好なのかと思っていたのだが、灰吹法、なるほど。

  • rbyawa さん

    f054、甲斐金山そのものはわりと有名ではないかと思えるものの、どうも権力の側と完全に結び付いていたわけでもなかったらしく、記録がそこまでしっかり残ってるわけでもないのか。あと地元に残っている「大名屋敷」や「女郎屋敷」などの伝承は実際には存在しなかったということが発掘で確認されたそうなんですが、それにしては茶道具などがかなり高位の人物向けのものまで残っているそうで、ちょっと謎。なにぶん人家からはかなり遠い地点なのでポイント絞らないとなかなか研究も進まないんだろうね、それこそ学生動員ってボランティアかな…。

  • ohmi_jin さん

    裕福とはいえない甲斐国 武田軍団の軍事行動を支えたであろう湯之奥金山の発掘調査について。しかし、本書には集められた金を貨幣としてではなく褒賞や社寺への奉納として使用したとある。この程度だと表紙にある「武田軍団を支えた」という文言は正しくないような気がするが・・・

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

哲学・歴史・宗教 に関連する商品情報

おすすめの商品