ゾンビの帝国 アナトミー・オブ・ザ・デッド

西山智則

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784909812124
ISBN 10 : 4909812121
フォーマット
出版社
発行年月
2019年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
253p;19

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読書メーターレビュー

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  • kei-zu さん

    関西学院教授によるゾンビ論。 ラフカディオ・ハーンの「怪談」の内容が北欧の物語に繋がるという指摘や、グリフィスの「国民の創世」を単純なレイシズムと断じないなど興味深い。 映画「エイリアン」への「狂気山脈」(ラヴクラフト)の影響はよく指摘されるが、ラヴクラフトが直面した恐怖は優生学であったのではとスリリングな展開を行う。 そして、昨今のPOV映画の隆盛を踏まえた、読み応えのあるロメロ論。 他にもホラー映画に向けられた愛情あふれる記述が楽しい。

  • saladin さん

    第2章の「D・W・グリフィスとゾンビ ー『国民の創生』をめぐって」。”他者恐怖”や”最後の弾丸”の反転など、人種差別映画と悪名高いD・W・グリフィスの『国民の創生』のネガとして『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』を捉えるという考察が面白い。その上で、グリフィス及び『国民の創生』は内部に分裂を抱えており、単なる人種差別映画ではないとしている。公正な視点で分析を試みる姿勢に好感を覚える。

  • nekomeys59 さん

    ゾンビに魅力とはなにか?映画だけではなく風習、文学作品、そして政治まで幅広い視点から考察した本書。「ワーキングデッド」としての奴隷ゾンビ。階級社会からの自由として。政治的恐怖を投影としてのゾンビ。人種差別や異形、他者との共存としてのゾンビ。ホラー映画というジャンルが、現在の社会問題を作品の根底になければ、ただの怖い映画だと言える。ゾンビも現在の人の投影だと思う。著者の映画だけない、文学の「不死」を扱った作品の知識も素晴らしい。保守的になるにつれ、ゾンビ映画が多産されるという考察には納得。

  • Yuhmi-sarah Uchi さん

    昔から、映画やゲームでゾンビを取り扱った作品はとても多い。そういった作品について、ひとつひとつ取り上げており、とても分かりやすい。ゾンビ以外の日本の妖怪が外国人を魅了していた話がとても興味深い。自分が思った以上にゾンビを題材にした作品は多いんだな、と驚いた。どんな作品か、分かりやすく紹介していて良い。

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