サラバ! 上

西加奈子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784093863926
ISBN 10 : 409386392X
フォーマット
出版社
発行年月
2014年10月
日本
追加情報
:
375p;20

内容詳細

第152回 直木賞受賞作

西加奈子作家生活10周年記念作品


1977年5月、圷歩は、イランで生まれた。
父の海外赴任先だ。チャーミングな母、変わり者の姉も一緒だった。
イラン革命のあと、しばらく大阪に住んだ彼は小学生になり、今度はエジプトへ向かう。
後の人生に大きな影響を与える、ある出来事が待ち受けている事も知らずに――。


西加奈子が全てを注ぎ込んだ記念碑的長編。


帯より
ひとりの男の人生は、やがて誰も見たことのない軌跡を描いて、地に堕ちていく。だが、いまはまだ、その少し手前。
サラバとは何か。その力の途轍もなさに、まだ少しも気づいてはいなかった。
西加奈子作家生活10周年記念作品


西 加奈子
1977年テヘラン生まれ、カイロ・大阪育ち。
2004年『あおい』でデビュー。
2007年『通天閣』で織田作之助賞受賞。
東京在住。



【著者紹介】
西加奈子 : 1977年5月、イラン・テヘラン市生まれ。大阪育ち。2004年に「あおい」でデビュー。「通天閣」で織田作之助賞受賞。「ふくわらい」で河合隼雄物語賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    直木賞受賞作らしく、エンターテインメント性に富んだ作品。かつて太宰は15歳の女生徒に語らせたが、ここで西加奈子さんは男の子の歩に語らせる。太宰のそれとは本質的に違うのだが、しかしなかなかに上手い。それぞれの年齢の男の子を実によく捉えていると思う。小説は、いわば異文化との衝突を軸に展開してゆく(少なくても上巻では)。家にあっては姉と母、外的環境においてはイランとエジプト、幼稚園に始まる学校だってそうだ。上巻では歩の物心がつく頃から高校生までを描く。思わず笑ってしまう場面も随所に。サーヴィス精神の旺盛な人だ。

  • starbro さん

    昨年からマイブームの作家、西加奈子の最新&最長編作です。期待に違わず上巻を一気読みしました。下巻は明日読む予定で、大変楽しみです!

  • 遥かなる想い さん

    第152回直木賞受賞。 圷歩(あくつあゆむ)という 語り手の視点にリズムが あり、面白い。 猟奇的な姉と、母と 生きた日々が、語られるが…平成の大河小説とでも 言ったらよいのだろうか… イラン、大阪、エジプトと 育った日々はグローバルで 昔の転校生とは視点が違う のが奇妙に小気味良い。 上巻は歩が高校に入るまで。 下巻の展開が楽しみ。

  • 風眠 さん

    「僕はこの世界に、左足から登場した。」という書き出し。上下巻読み終わってから改めて思ったけれど、この物語の主人公・圷歩(あくつ・あゆむ)のナルシストっぽい性格を表すのに、最もふさわしい一行。この一行でぐいっと持っていかれる感じ、さすが西加奈子。破天荒すぎる姉、自分の幸せに忠実な母、多くを語らない仏のような父。そんな家族の中で、意識的に「普通」であろうとする歩の、幼少期から高校時代までが描かれた上巻。父の赴任先であるイラン、エジプト、そして大阪を舞台に、少しずつ壊れていく家族を歩の独白という形で描いている。

  • ミカママ さん

    読み友さんたちが絶賛されてた作品。満を持して手に取りました。中年以降の読者だったら、誰もが自分の生い立ちや青春に重ね合わせて読んでしまうであろうこの作品、作中で「サラバ」の意味がわかった時には、思わず「おおぉ」と。中学時代の甘酸っぱい恋愛、メンドくさい家族...様々な想いを胸にいざ下巻へ♫

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西加奈子

1977年イラン・テヘラン生まれ。エジプト・カイロ、大阪府で育つ。2004年に『あおい』でデビュー。07年『通天閣』で織田作之助賞、13年『ふくわらい』で河合隼雄物語賞、15年に『サラバ!』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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