待ちに待ったニューアルバムのテーマは「感謝」今までの藤澤ノリマサとはどこか違うアプローチでリスナーを魅了します。 前作のミニアルバム「Sogno」から2年、フルアルバム「Sing for you」からは4年、ひたすら待ち続けた待望のニューアルバム。 レーベル移籍第一弾のこのアルバム。タイトル「MESSAGE」とは「感謝」のこと。支えてくれた様々な人たちへの感謝の気持ちがこめられているそうです。 本人作曲の作品がとても良いと、個人的には思います。 間奏の重厚なコーラスはご自身の多重録音という、ザ・ポップオペラ「一輪の花束」、ビバルディの春をモチーフにした「farfalla」(伊語で蝶)、ノリマサさんらしいバラード「You may cry〜それがあふれ涙なら〜」、「あなたのいない明日へ」、移籍第一弾シングルの2曲がノリマサさん作曲。(有名なクラッシックの曲をモチーフに書かれたものもあります) また、初のブラスアレンジ曲「何でもいいのさ〜To tell the truth〜」、シェークスピアの詩を引用した歌詞を載せた「黒い貴婦人」も素敵です。 声に深みを増し、圧倒的な歌唱力はさらにパワーアップ。信じて待ち続けた甲斐がありました。胸張ってお薦めします。 ライブでも同じクァリティ(＋α)のパフォーマンスを展開するシンガーはそうたくさんいません。是非コンサートでお確かめください。本当凄いです。

新しい試み、「朗読」を織りまぜた2部構成はあの武部聡志プロデュース。全編ピアノも担当されています。 第一部は、ピアノとボーカル・朗読のみで、懐かしのカバーナンバーとともにあの魅惑のVoiceで語りかけます。 第二部はFCの投票を元に構成されたというコンサートのフルバージョン。 CDとほとんど変わらないハイクォリティな歌唱力に加え、このコンサートでは+αの情緒的な部分がさらに際立ち、弾き語りやバラードが深く心を揺さぶる。 また、とてもセクシーな一面もチラリ！ それらは朗読によって引き出された新たな魅力かもしれない。 従来の曲に施された新たなアレンジはとても新鮮でおしゃれ。武部聡志さんのピアノが素晴らしく、全ての曲において効果的で、絶対的な存在感。 会場にいながら、朗読に動揺し、若干集中力が欠如していたことが心の底から悔やまれる。 5周年を機に更なる飛躍を期待！挑戦し続けるアーティスト、藤澤ノリマサの魅力と才能がとめどなく溢れる超お奨め盤。

デビューから今日までのダイジェスト+αのゴージャスなアルバム 5年間+今日までの全てのシングルのナンバーの他、計算し尽くされたラインナップで彼のあらゆる魅力を堪能できます。 ”Period”だって入ってます。 書き下ろしの新曲「愛しい記憶」は久々のラテン的情熱的なノリマサさん。 「チゴイネルワイゼン」にのせてドラマチックに歌い上げます。 初回限定版にはさらに10曲プラス！ 本当の魅力を知りつくすには残念ながら十分とは言えませんが、導入にはむしろ刺激的。 これを聴いたらきっと、他の作品も聴いてみたくなることでしょう。