レクイエムの名手 菊地成孔追悼文集

菊地成孔

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784750514529
ISBN 10 : 4750514527
フォーマット
出版社
発行年月
2015年10月
日本
追加情報
:
388p;20

内容詳細

「1989年。伝説のテナー奏者である武田和命が食道ガンで亡くなり、山下洋輔が追悼演奏をする。そこで呼ばれたのが25歳だった僕だ。僕はこうして、追悼演奏をするためにジャズ界に呼ばれ、デビューした」

菊地成孔がこの十数年間に綴った追悼文/追悼放送の数々を1冊にコンパイル。憂鬱と官能、生と死が入り交じり、告別する、活字による追悼演奏集。

Pray for
菊地徳太郎/長谷川勇/eMac/マイケル・ブレッカー/アリス・コルトレーン/植木等/清水俊彦/カール・ゴッチ/ミケランジェロ・アントニオーニ/イングマール・ベルイマン/テオ・マセロ/蒼井紅茶/ウガンダ・トラ/マイルス・デイヴィス/飯島愛/エリオ・グレイシー/忌野清志郎/マイケル・ジャクソン/三沢光晴/平岡正明/武田和命/ジョージ・ラッセル/加藤和彦/クロード・レヴィ=ストロース/浅川マキ/アレキサンダー・マックィーン/今野雄二/谷啓/キャプテン・ビーフハート/エリザベス・テイラー/団鬼六/ギル・スコット=ヘロン/山本房江(仮)/ジョン・コルトレーン/ビリー・ホリデイ/レイ・ハラカミ/エイミー・ワインハウス/立川談志/川勝正幸/伊藤エミ/コーリー・モンテース/桜井センリ/大瀧詠一/井原高忠/菊地潔/藤村保夫/中山康樹/DEV LARGE/菊地雅章/相倉久人

【著者紹介】
菊地成孔 : 1963年、千葉県生まれ。音楽家・文筆家。84年にプロデビュー。現在はdCprG、菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール、ダブセプテッドを主宰する他、大谷能生とのヒップホップユニット、ジャズドミュニスターズとしても活動。ジャズに軸足を置きながら、ジャンルレスな音楽・執筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • くさてる さん

    誰か有名人が亡くなった時、様々な媒体でいっせいに追悼の言葉が流れる。自分でも書いたことがある。どんなに言葉を重ねてみても、ほんとうのところまで書けた気がしなくて厭になったり他人の言葉が響かなくてそれも恨めしい気持ちになることがある。けれど、菊池成孔の綴る追悼文は、そのひとと自分自身の関わりの深さとは関係なく、それを読むことで死者への想いを感じ、自分も自然と頭を垂れ、喪失の気持ちを深く味い直す気持ちになる。浅川マキとウガンダ・トラ、忌野清志郎、山田房江(仮名)さんへの追悼文がとくに好きです。素晴らしいです。

  • mawaji さん

    初菊地成孔。「アリス・コルトレーンはジャズ界のオノ・ヨーコ」「心酔していたラヴィ・シャンカールに思いっきりダメ出しをくらうコルトレーン」などの小ネタにフムフム頷きながら読みました。加藤和彦と伊丹十三のプロファイリングの共振性や紫色の闇の中でマグカップ片手におんなじ質問を繰り返す浅川マキの逸話なども興味深し。忌野清志郎と山本房江(仮名)さんへの追悼文が特に印象的でした。Close to youの訳詞、とてもよかったです。坂田先輩の狼藉の尻拭いをして頭を下げるナルヨシ氏は非常に常識的なヒトなのではなかろうか。

  • Takuo Iwamaru さん

    「不謹慎を承知で」という言葉が(筆者も自覚しているように)本書中、何度も繰り返される。「こんなことを言ったり考えたりするのは不謹慎だろうな(だから言わないでおこう)」と、時に僕も考える。不謹慎を承知でという前置きを(本書の筆者ですら)書かせてしまう何か。だがその何かを敵に回してでも、守るべきものがあると僕は感じた。この破格の追悼文集は、祝祭的な雰囲気に満ちている。それこそ不謹慎な本なのかもしれない。だが僕はそれを死者への冒瀆とは感じない。不謹慎であるというルール破りで可能となる追悼があってもよいからだ。

  • hf さん

    1ー2年くらい前に御嶽山のジャスコで購入、放置していて読み終えた。相倉久人の本を読んでみたい。相倉久人と瀬川昌久は別人なのだなぁ。相倉久人さんを激怒させたという編集の人は誰なのだろう。中山康樹さんの本も読んでみたいものだ。あとモダンジャズディスコティークは毎年2月にやってるのかなと。2011年の震災前、夜電波が始まる前の文章が自分にとって新鮮であった

  • やいとや さん

    菊地成孔の著書は数々あり、ヴァラエティに富んでいる。その中でも最も「祝祭性」に満ちた一冊。葬いって祝いなんだなぁと実感する。だからこそ過剰な言葉で言祝ぎ、「不謹慎」と釘を刺す(菊地は明らかにそれらの言葉を「不謹慎に」書いている)。過剰な祝祭に満ちた本文と中山康樹へのそれに顕著な攻撃性のある追記の対比は、菊地お得意の「双子座の二面性」の手本のようなものだろう。追悼される必要の無い「生者」に振り向けられるdis(くるりやリトルクリーチャーズに顕著)はそれも含めて追悼の祝祭なのだろうなぁ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

菊地成孔

1963年生まれの音楽家/文筆家/大学講師。音楽家としてはソングライティング/アレンジ/バンドリーダー/プロデュースをこなすサキソフォン奏者/シンガー/キーボーディスト/ラッパーであり、文筆家としてはエッセイスト&批評家であり、映画やテレビの劇伴も多い

プロフィール詳細へ

菊地成孔に関連するトピックス

アート・エンタメ に関連する商品情報

おすすめの商品