基本情報
内容詳細
過酷な生涯を、痛快な娯楽小説に昇華させた作家たち!『眼狂四郎』『柳生武芸帳』『魔界転生』『吉原御免状』…連載中から読者を虜にしたヒット作。しかし、著者たちの実像や、名作のヒーローがどのように生み出されたかは意外と知られていない。彼らはいずれも苛烈な戦争体験を有し、それがストーリーや人物造形に色濃く影を落としていたのだ。時代小説の読み方と作家像を一変させる最強の作家・文芸評論!
目次 : 第1章 柴田錬三郎の偽悪(大衆作家、柴錬の誕生/ バシー海峡の漂流体験 ほか)/ 第2章 五味康〓の懊悩(「おれはいちばん大事なものを売った」/ 「新潮」編集長、斎藤十一との運命の出会い ほか)/ 第3章 山田風太郎の憧憬(「私の人生は決して幸福ではなかった」/ “天下の奇書”風太郎忍法帖 ほか)/ 第4章 隆慶一郎の超克(昭和という時代の終焉に/ 『葉隠』は面白くてはいけないのか? ほか)
【著者紹介】
縄田一男 : 昭和33年(1958年)東京都生まれ。専修大学大学院文学研究科博士課程修了。『時代小説の読みどころ』で中村星湖文学賞、『捕物帳の系譜』で大衆文学研究賞を受賞した。大衆文学研究会の会長、チャンバリストクラブの代表を歴任。著書のほか、新聞雑誌で文芸評論に健筆をふるっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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パトラッシュ さん
読了日:2022/01/24
史 さん
読了日:2022/07/03
Go Extreme さん
読了日:2022/01/25
伊達者 さん
読了日:2022/02/27
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人物・団体紹介
縄田一男
文芸評論家。1958年、東京都生まれ。専修大学大学院文学研究科博士課程修了。時代小説・歴史小説に造詣が深く、『時代小説の読みどころ』で中村星湖文学賞、『捕物帳の系譜』で大衆文学研究賞を受賞。大衆文学研究会、日本近代文学会会員、チャンバリストクラブ代表を歴任
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