CD 輸入盤

『声と琴、三味線のための音楽〜日本の伝統と前衛音楽』(細川俊夫:夜、挽歌、箏歌)

細川俊夫 (1955-)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
WWE20057
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD

商品説明

『声と琴、三味線のための音楽〜日本の伝統と前衛音楽』

・吉沢検校二世:千鳥の曲(声と箏)
・八橋検校:八段の調べ(箏)
・山田検校:那須野(声、二つの箏と三味線)
・細川俊夫:夜(ノクテュルヌ)(十七弦箏のための)
・細川俊夫:挽歌(声と十七弦箏のための)
・細川俊夫:箏歌(声と十三絃筝のための)
 谷珠美(琴、唱)
 後藤真起子(箏)
 山岸妃貞子(箏)
 草間路代(三味線)

 録音時期:1999年5月30日
 録音場所:ハノーファー現代音楽祭
 録音方式:デジタル(ライヴ)

ユーザーレビュー

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 1999年、ハノーファー現代音楽祭における...

投稿日:2019/06/01 (土)

 1999年、ハノーファー現代音楽祭におけるライヴ収録とのこと。細川俊夫の作品も作曲されたのがたまたま現代というだけで、伝統楽器のために作られ、演奏されると「ゲンダイオンガク」に聴こえないのが面白い。ほかの収録曲も新鮮で、現代音楽祭の聴衆にも「フレッシュな音楽」として聴こえるのだろう。     日本では絶滅危惧種的なローカルな音楽になっており、かく言う私も進んで聴きに行くとは言えない。これらの曲もこのようにして聴くと、なるほど実に面白い。三味線でも琴などの伝統楽器による音の粒立ち、強靭さにも感心させられる。    現在の日本でほとんど聴かれない音楽、使われない楽器と唄を聴くために海外の現代音楽祭に行かないと耳にできないというのは日本人として少し考えさせられる。「新しい」「古い」というカテゴリーで区切り、「古い」から聴かない・目を向けない考え方に反省を促す教材でもある気がする。たとえ作られた時期が古くても、それは「作品が古い」と同義にはならない。当盤の演奏後、聴衆が送った拍手がそれを物語っている。  個人的な意見だが、今のニホンで「最新のミュージックシーン」として湯水のごとく流されていく音楽よりも音楽が締まっており、メッセージは強いとさえ思う。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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