竹久夢二 乙女詩集・恋

竹久夢二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309270654
ISBN 10 : 4309270654
フォーマット
出版社
発行年月
2008年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
144

内容詳細

華やかなりし大正ロマンを象徴する抒情画家・竹久夢二。恋、孤独、夢…。傷つきやすいこころを抱えるすべての乙女たちへ、詩人・夢二が綴る永遠のメッセージ。生誕125年記念出版。

【著者紹介】
石川桂子 : 1967年、東京生まれ。竹久夢二美術館学芸員。國學院大學文学部史学科卒業。平成3年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やすらぎ🍀 さん

    喜びの先には悲しみがあるのでしょう。別れは辛いのです。ここで待っています。今宵も光なく暁に羽ばたくでしょう。この鼓動が聞こえるなら貴方は何が見えるでしょう。東の窓から二日月が見えます。やわらかで傷つきやすい心も、絹のようにしなやかに強く月夜に照らされ煌めくときもあるのです。手紙は灰になって何処までも舞うでしょう。今は花も星も見えないけれど、風も音も感じないけれど、雨降りの清らかな流れのように、心の底の僅かな温もりを大切にしています。静けさ去れば俯く野花も白く色づくでしょう。花火のように儚く消える恋でした。

  • masa@レビューお休み中 さん

    9月1日は、夢二忌というのだそうだ。そして、読書家の中では、その日に作者を偲んで作品を読むことがあるという…。そんな風習は、自分には無縁だと思っていたのだが、たまたまその日に夢二の詩集を借りていたのだ。しかも、鞄にすぐ読めるように準備をしてあるのだから、これはもう読むしかない。はじめて読んだ夢二のことばは、乙女満載で、まさしく乙女の恋の花々がいたるところに散りばめられていて驚いた。これは本当に男が書いたものなのかっていうほど、乙女のときめきが詰まっている。まばゆいばかりの輝きに満ちた恋のことばたち。

  • ヒロミ さん

    詩はあまり読まないけれど夢二が好きなので読んでみた。乙女ちっくで感傷的な詩はまさに乙女詩集。太宰の「女生徒」にも通ずるようなリリカルな詩情。触れたら壊れそうな夢見るガラスの心。どうして夢二も太宰もさんざん女を泣かせてきたのにこんなに乙女になりきれるんでしょうか(だからこそ?)。己の心に乙女を飼うおっさんはモテるんですね。大正浪漫の時代の空気をひそやかに感じて浸れます。夢二のモノクロイラストも満載で充実の一冊。

  • 森の三時 さん

    夢二の描く女性は、どこか物憂げで儚そうな美しい表情をしているが、詩の世界でも、やわらかで傷つきやすい「乙女」の心情をたくみに描き出していた。恋しいとは、その人のそばには居られず、どうしようもなく慕わしくてせつないこと。片想いであれば、孤独でやるせない。万葉集のように孤悲しい、と当てたくなる。10代の頃は、自分の心情に美しい言葉を選び、並べたくなるものだ。きっとこの詩集に思いを重ねるところがあるのではないだろうか。乙女の心は永遠だと信じるなら、大人になっても、この詩集を手に取る価値があるのではないだろうか。

  • めいしん さん

    なぜ、男性の竹久夢二さんがこんなにも乙女チックに詩をしたためることができるのか、この、繊細な乙女の心!私はだいぶ忘れてしまっているような気がしてならない。女性としての自分をしっかり磨かないといけないなぁ〜と思わされました。

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人物・団体紹介

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竹久夢二

画家・詩人・デザイナー・作家。1884年岡山県生まれ(本名・茂次郎)。1901年に上京し、翌年、早稲田実業学校に入学。1905年、平民社の機関誌「直言」にコマ絵を発表、その後「平民新聞」にも絵や文章を発表する。翌年には「東京日日新聞」、「女学世界」、「文章世界」などからも依頼を受けるようになり、早稲

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