東海村・村長の「脱原発」論 集英社新書

神保哲生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087207026
ISBN 10 : 4087207021
フォーマット
出版社
発行年月
2013年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
217p;18

内容詳細

あの三月一一日、茨城県東海村にも津波は押し寄せ、東海第二の原発も大半の電源を喪失。フクシマ寸前の危機を迎えていた!村長が事故の全容を知らされたのは半年後。危機は隠蔽されていたのだ。原発容認派だった村長は積極的な反対派に転じ、政府に対して東海第二原発の廃炉を要求し始めた。しかし、日本で最も古くから原子力産業の恩恵を受けている東海村は、村の予算そして雇用の三分の一を原子力産業から得ている…。原発立地自治体の首長の苦悩を気鋭のジャーナリストが聞き出し、地方VS中央のあり方について考えた。

目次 : 第1章 「フクシマ」寸前だった東海村の三・一一(原発立地自治体初の「脱原発派」首長/ 危機的状況だった東海第二 ほか)/ 第2章 活かされなかったJCO事故の教訓(死者の出たJCO臨界事故/ 村役場の初動と国の鈍感さ ほか)/ 第3章 日本の原発発祥の地として、すべきこと(村民は原発ができるとは知らなかった/ イギリス人技術者たちに憧れて ほか)/ 第4章 原発再稼働に向かう荒波の中で(避難計画すら立てられない中での原発再稼働/ 原電をどうするか ほか)/ 第5章 脱成長の社会に向けて(脱原発後の東海村の未来/ 縮小社会と脱原発 ほか)

【著者紹介】
村上達也 : 東海村村長。「脱原発をめざす首長会議」世話人。1943年、東海村生まれ。一橋大学社会学部卒業。常陽銀行ひたちなか支店長を経て、1997年に東海村・村長に就任

神保哲生 : ジャーナリスト。1961年、東京都生まれ。コロンビア大学ジャーナリズム大学院修士課程修了。AP通信記者などを経て、1999年よりニュース専門インターネット放送局「ビデオニュース・ドットコム」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ずっと俺のターン さん

    この時代の日本人は一体なにをしていたんだ。このままだと、そういわれてしまうのでなんとかしないとね。

  • ひかりパパ さん

    先日の反原発集会の著者のスピーチを聞いて即購入。著者は日本の原子力の発祥地茨城県東海村の元村長。1999年のJCO事故で原発の安全対策の無策振り、安全を守る法体系も組織も無い事を露呈、3.11にもその教訓は活かされなかった。原発マネーのもたらすものは邯鄲の夢、一炊の夢。福島の事故で見せつけられたのは故郷を失うこともあるという現実。著者はこれを疫病神と呼ぶ。著者は反原発を掲げるが、エネルギーの供給源としての原子力を使う事はやめるが、原子力の研究は続けるという。東海村を研究拠点にしようという構想である。

  • sasha さん

    一方に原発再稼働を希望する自治体の長がおり、一方に脱原発を目指す長がいる。日本初の原子力の火が灯り、日本初の臨界事故が起こった東海村の村長・村上達也氏が語る脱原発論。難しい言葉は一切ない。核のゴミの最終処分さえ決めないまま始まった日本の原子力政策にはやっぱり無理があるんだよな。脱原発を口にする人は多くいるが、村上氏の話はとても分かりやすい。

  • ミネ さん

    レポートの為に読み始めたが、思いの外のめり込んだ。この本を読まなくては知ることはなかったことが多く、いかに私たちがマスコミにうやむやにされてるのかがわかった。

  • さくらさく さん

    上々。

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