コラプティオ

真山仁

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163806907
ISBN 10 : 4163806903
フォーマット
出版社
発行年月
2011年07月
日本
追加情報
:
536

内容詳細

震災後の日本を復興に導くカリスマ総理・宮藤。若き指導者に国民からの支持が集まるが、新聞の特ダネ記事が官邸の暗部を暴き出す…。『ハゲタカ』の筆者が描く、「3・11」以降の「政治」と「原発」。

【著者紹介】
真山仁 : 1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収をめぐる熱き人間ドラマ『ハゲタカ』でデビュー。2007年に『ハゲタカ』『ハゲタカ2(『バイアウト』改題)』を原作とするNHK土曜ドラマ「ハゲタカ」が放映され、大きな反響を呼ぶ。同ドラマは国内外で多数の賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
直木賞にこのような「社会派(時事ネタ)」...

投稿日:2012/01/25 (水)

直木賞にこのような「社会派(時事ネタ)」作品が選ばれたことがまず非常にうれしいことです。某選考員は何かと”文学論”をうたいますが(かく言う某選考員もただの老人が書くエロ本作家にしか私には映らないので全く持って説得力がないのですが・・)、もはや直木賞に”文学”を求めている人は少ないのではないでしょうか。 さて、中身に関してはネタばれになるので細かくは書きませんが、東日本大震災のその後を舞台にしたような作品です。 筆者は当時東日本大震災前にこの作品を書いていて、最終原稿のみが震災後に書かれたとのことでした。その後、改筆はされたようですが、それにしても読んでいて戦慄を覚えました。 この地震を機に、日本という国、政治、日本人がある意味変革の時期に差し掛かっているのを的確に示唆されています。 最後には「権力」という魔力に飲み込まれていく一人の首相を、主人公や側近たちがどのような策略で攻略するのか。最後まで見逃すことのできない作品でした。 残念ながら、直木賞は逃してしまいましたが、「ハゲタカ」シリーズや、「マグマ」「ベイジン」など発電関係の作品を今後も沢山書いて、私たちを楽しませていただければと思います。

メタリック さん | 東京都 | 不明

0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 遥かなる想い さん

    震災後のカリスマ総理をめぐる物語である。 題名はラテン語で「汚職・腐敗」の意味らしいが、著者らしい重厚な物語である。 宮藤総理をめぐり 日本国再生のために 奔走する白石内閣調査官と 巨大権力に 食らいつく神林新聞記者の暗闘… ディープスロートという存在がなぜか懐かしい 作品だった。

  • 鳳 さん

    楽しかった。白石さんの正義。神林さんの正義。宮藤さんの正義。それぞれの信念、執念、にワクワクしました。また、脇を固めた高坂さん、東條さんがよりワクワク感を増してくれました。神林さんの「俺も日本人だからです。」が、嬉しかった。真山作品には、熱くなり考えさせられます。

  • ジェンダー さん

    震災前に書き上げてしまうとはすごいという他ない。いろんな文献を読みながらこういった事が将来起こるのではないかと危惧して書かれているとしか思えない。もちろん政治では綺麗事だけで事を運ぶ事はない。give&takeは必ずある。ニュースにならなかったり全てを書かれているわけでは無いので一部の専門家以外わからないこの国を良くしたいと思う人が総理になりたいと思うのは当然ではあるけれど結果を求めようとして焦ってしまっては行けないし正義も大事だと思うますます情報処理の判断や行動力や周りのスタッフを固める事が大事だと思う

  • rubix56 さん

    私、自身の印象として経済小説は読みにくいといイメージを持っていたが本書の著者である真山仁氏の作品はハゲタカシリーズを始め、とても読みやすく感じる。 クライマックスへの持っていきかたがしっくりこない。 尻つぼみであっけない結末を迎えている感じが否めない気がする。 読み終わって後々、冷静に考えてみると、話の展開はわかりやすく、テレビドラマや映画の原作にしやすいのかとの印象を受けた。

  • くりきんとん99 さん

    政治のからんだ小説を初めて読んだので、前半なかなか読み進められなかったけど、面白かった。3・11後、大幅加筆修正ということで、ムリが出てるのでは?と思ったが、不自然なところは無かったと思う。原発のことなども含め、いろいろと考えさせられる作品。加筆修正前、連載されていたものも読んでみたい。図書館から借りて、読んでみるかな。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

真山仁

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な裏側を描いた『ハゲタカ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品