上方のをんな 女方の歌舞伎譚

片岡秀太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784862042125
ISBN 10 : 4862042120
フォーマット
出版社
発行年月
2011年12月
日本
追加情報
:
191p;20

内容詳細

情の世界、それが上方歌舞伎…。名優の誉れ高い13代目片岡仁左衛門の次男に生まれて、上方らしさにこだわり続ける役者、片岡秀太郎。古稀を迎えた今、片岡が初めて語る女方の芸の真髄。

【著者紹介】
片岡秀太郎 : 本名・片岡彦人。十三代目片岡仁左衛門の次男に生まれる。1946年京都南座での『吉田屋』禿役で片岡彦人の名で初舞台。1956年大阪歌舞伎座の『河内山』の浪路で二代目片岡秀太郎を襲名。やわらかみのある上方の女方として、活躍を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ケイ さん

    10月、大阪にお住まいの秀太郎さんとお弟子さんたちがお話される会が能楽堂であった。その時に12月の南座での顔見世で藤の方を演じられるのをとても楽しみにされていたので、今回体調のための休演はとても残念なことだろう。その時に話されていることが全部わかるほど歌舞伎を知っていたら…。コロナ禍の休演続きで仕事の少ないお弟子さんのために自宅に置いておられる写真をオークションにするべく持ってこられていた。その時の写真が私の部屋にある。なんとも艶っぽい若い秀太郎さんがいる。早く舞台の秀太郎さんにお会いしたい。

  • yumiko さん

    先日観た「封印切」のおえんが素晴らしかった。上方を代表する女形、当代仁左衛門の兄である著者。一般には愛之助の義父として知られているかもしれない。著者をよく知る編者なのだろう。軽やかなお喋りが聞こえてきそうな構成だ。生い立ちから現在まで、関西歌舞伎の盛衰を目の当たりにされたからこその熱心な後進指導には頭が下がる。まるで種明かしのような芸談は読み応えたっぷり。知っている演目はより理解が深まり、未見のものはより期待が増す。江戸と上方の違いも興味深い。これからもたくさんのお姿を舞台で拝見したいと切に願う。

  • garyou さん

    老け役、それも爺役をやりたいのかあ。上方芝居の松嶋家型と成駒屋型の違ひについて語る部分が多い。でも、「型をふまへていろいろやる」といふ感じかな。「役者が喜んで演じる部分があってこそ、芝居が面白くなると思う」とか「芝居は台詞を交わす相手によって、大きく変わっていくもの」とか、そのとほりだなと思ふ。

  • つばな さん

    ファンにも、若い役者さんにもためになるいい本。芸談というにはくだけた文章だけど、その分すっと入ってきて、よくわかります。秀太郎さんの話す言葉、書く文章は味があっていいなあ

  • 筋書屋虫六 さん

    上方歌舞伎の女形として生涯をかけてきた片岡秀太郎丈の回想録。松嶋屋の芸のありようや心づもりが綴られ、また、「お父ちゃん」である13代仁左衛門への尊敬と深い愛情がしみじみ伝わってきて胸にくるものがありました。上方の芸を絶やしたくないという思い、有名な松嶋屋が私財を投げ打って興行した「仁左衛門歌舞伎」の舞台裏の話や、愛之助を養子にして後進の指導にかける奮闘の様子も淡々と書かれ、秀太郎丈の気骨が感じられる1冊。望んでいた内容で読み応えありました。

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