小説 ブラック・ジャック APeS Novels

瀬名秀明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784416719244
ISBN 10 : 4416719248
フォーマット
出版社
発行年月
2019年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
292p;20

内容詳細

株式会社秋田書店と株式会社誠文堂新光社による新たな文芸エンタテインメントを生み出す新レーベル【APeS NOVELS】がいよいよ始動!!
そのスタートラインナップは、本年7月に創刊50周年を迎える大人気コミック誌『週刊少年チャンピオン』の、
輝かしい歴史を彩った名作コミック『ブラック・ジャック』のノベライズです!!

「マンガの神様」としていまなお絶大な支持を集める手塚治虫氏。
折しも生誕90周年を迎えている氏の数ある名作の中でも、ひときわ光り輝き、後の医療マンガはもちろん、
実際の医療従事者にも大きな影響を与え続けている名作『ブラック・ジャック』が、
同作品の熱烈なファンでもある瀬名秀明氏の筆により、小説として現代に蘇ります!!
「現代にもしブラック・ジャックがいたら……」誰もが思い描いたことのあるそんなファンタジーを、
小説家としての想像力、研究者としての分析力、ファンとしての圧倒的な知識と情熱で瀬名氏が現実のものとします。

「医療ロボット」「iPS細胞」「終末期医療」などの現代医療、さらにはそれを飛び越え近未来をも予感させるテーマで描かれる、
ブラック・ジャックの活躍。
そして、それぞれの事情を抱えた患者たち・医師たちと、無免許の天才外科医の邂逅が紡ぎ出すヒューマンドラマ。
もちろんピノコやドクター・キリコといった作品キャラクターは言うに及ばず、思わぬ手塚キャラたちとも再会できる1冊となっています。
誰もが読みたかった、誰もがもう読めないと思っていた、懐かしく新しい『ブラック・ジャック』がここにあります!

【著者紹介】
瀬名秀明 : 1968年静岡県生まれ。東北大学大学院薬学研究科(博士課程)修了。薬学博士。95年に『パラサイト・イヴ』で第2回日本ホラー小説大賞を受賞しデビュー。98年には『BRAIN VALLEY』で第19回日本SF大賞を受賞。SF、ホラー、ミステリーなどさまざまなジャンルの小説作品の発表、科学ノンフィクション・文芸評論など多岐にわたる執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    小学生の時に良く読んだ手塚治虫の「ブラック・ジャック」を瀬名 秀明が小説で現代に蘇らせたので、懐かしく読みました。著者の「ブラック・ジャック」&手塚治虫愛が強く感じられる作品、オススメは第四話『女将と少年』です。小説ではピノコを八頭身にしてあげても良かったのでは(笑)続編も期待しています。続いてシリーズの『恐怖新聞』を読む予定です。

  • あも さん

    あえて手塚治虫ではなく…ブラック・ジャックが、と言う。彼がまだ生きていたら。きっと最新型のAIによる治療もIPS細胞とも出会い使いこなし、そして技術を超えて必要なものを教えてくれただろう。どちらかと言えばリアルとは遠い、どこまでもマンガのキャラクターであるにも関わらず、彼がいたことは間違いのない事実、だと自分の心は認識している。BJ、ピノコ、Drキリコ。変わらぬ面々との再会が嬉しい。原作を隅々まで読み込んでいないと書けないさりげないエピソードの数々。BJ。彼はきっと、今も世界のどこかでメスを振るっている。

  • keroppi さん

    手塚治虫「ブラック・ジャック」を瀬名秀明が小説化。あまり期待せずに読み出したのだが、これが結構面白い。しっかり原作のエピソードをベースとしつつ、最新医学のIPS細胞や瀬名秀明らしいAIが絡んでいたりする。登場人物は、手塚治虫の他作品のキャラクターが演じているという「ブラック・ジャック」らしい懲りよう。さらに、手塚治虫も医者として登場する。手塚治虫が描いていた世界が、ここにはある。それぞれのシーンで、手塚治虫の絵を想像していた。もっと読んでいたいと思った。

  • ぐうぐう さん

    瀬名秀明によるノベライズとしては『のび太と鉄人兵団』に続く二作目ということになるのだろうか。しかし本作は、原作を安易になぞるノベライズとはまるで違う。なぜなら、ストーリーに関しては瀬名のオリジナルだからだ。『ブラック・ジャック』が描き続けてきた主題を深めつつ、医療ロボット、iPS細胞、遠隔手術など、最先端の現代医学を取り入れる野心的な構造が可能なのは、『BJ』という作品の耐久性、あるいは普遍性を証明している。(つづく)

  • イトノコ さん

    図書館本。高額の報酬と引き替えに、余人には不可能な手術を成功させる天才外科医ブラック・ジャック。ある大学でAI制御の手術ロボットが完成、開発者はB・Jに宣戦布告する。/驚きの再現度。短編5篇いずれも内容はB・Jそのもの。それぞれの短編の最後に登場人物のキャスト(手塚作品の)が書いてあるのもあって、絵が浮かんでくるようだ。ただし現代風のアレンジもあって、例えば第1話は原作のキャンサーハンターを彷彿とさせる内容だが、最新技術と人間の協働作業を描くのがより進歩的と言える。2話のあの人登場はびっくり。

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