現代日本語における「は」と「が」の意味と機能

浅山友貴

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784804207537
ISBN 10 : 4804207538
フォーマット
出版社
発行年月
2004年02月
日本
追加情報
:
22cm,406p

内容詳細

本書の目的は、現代日本語において「主格」として機能する「は」と「が」の意味・機能を文法の側面から分析、記述することである。主格助詞と規定される「が」は文法的に「は」と置き替えられるため、両者の違いについて様々な論議を呼んでいる。従来はこの問題について、「は=主題」「が=主格、或いは連用修飾語」と規定され、両者が交わらない部分で差異が強調されていた。しかし、「は」の多くは「主格」として使用されるものであり、「は」「が」は従来考えられていた以上に同じ領域でも機能している。本書では、「主格」として「が」と文法的に置き換えが可能な「は」について文の領域で問題にし、その違いを統語的な機能、文における「主語」としての内容、この両面で明らかにすることを目的としている。

目次 : 第1章 研究史/ 第2章 「主題」「主語」「主格」と「は」「が」/ 第3章 「は」と「が」の対立に関する仮説/ 第4章 名詞文/ 第5章 形容詞文/ 第6章 自動詞文/ 第7章 他動詞文/ 終章 総括と今後の課題

【著者紹介】
浅山友貴 : 1966年東京都に生まれる。1989年東京外国語大学外国語学部日本語学科卒業。1993年東京外国語大学修士課程外国語学研究科修了。1999年東京外国語大学博士後期課程地域文化研究科博士号取得修了(学術博士)。現在、慶応大学国際センター・東京外国語大学留学生センター・鶴見大学文学部非常勤講師。専攻は日本語学、言語学、日本語教育学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • なかち さん

    ハは主題、題目、総主といった機能が与えられた。本居宣長がハに係り結びの法則があるとした。ガは連体節にとどまる、焦点、新情報。物語り文、品定め文。橋本は教科書『新文典』を編纂して学校文法を作った。ハには特別な地位が与えられている。ガは一人称を提示しにくい。ハとガは複数の主語の連続を許容。ガは基本的に直後の述語と結び付く。ハは基本的に直後にある述語と結び付くとは限らない。疑問詞はガしか使えない。ハは単独構造、認識者。ガは集合構造、認識対象。

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浅山友貴

1966年東京都に生まれる。1989年東京外国語大学外国語学部日本語学科卒業。1993年東京外国語大学修士課程外国語学研究科修了。1999年東京外国語大学博士後期課程地域文化研究科博士号取得修了(学術博士)。現在、慶応大学国際センター・東京外国語大学留学生センター・鶴見大学文学部非常勤講師。専攻は日

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