昭和の仕事

沢宮優

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784863290419
ISBN 10 : 4863290411
フォーマット
出版社
発行年月
2010年06月
日本
追加情報
:
21cm,190p

内容詳細

担ぎ屋、唄い屋、三助、ねこぼくや、羅宇屋、ポンせんべい屋、蛇取り師、カンジンどん…。近代化・高度経済成長の波の中に飲み込まれ、消えていった昭和の仕事を多数紹介し、労働の意味と価値を再考する書。

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読書メーターレビュー

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  • Roko さん

    第三章「今も生き続ける昭和の仕事師たち」、昔は街角でよく見かけた「ポン菓子」の機械を作ることに命を懸けた吉村利子社長の生き方には、ただ驚くばかりでした。こういう人たちが昭和という時代を守ってきたのだなと思うのです。昭和は遠くになりにけり、令和の時代にはどんな仕事が生まれ、無くなっていくのでしょうか。そして、それを記録していく人はいるのでしょうか。

  • みや さん

    主に戦後から昭和30年代までの間に存在し、時代の流れとともに消えていった仕事を紹介する一冊。中でも、最後の放浪詩人といわれる高木護が携わった膨大な種類の仕事を取材したルポは興味深い内容。つくづく昭和の仕事は、隙間と工夫の時代であったと感じる。合理性は度外視し、目的のためにこそ仕事はあった。社会的にはそれがセーフティネットとして機能していたとも考えられる。合理性を求め続けた果てに、目的に直結する仕事が減り、近年、社会に閉塞感が蔓延しているのは象徴的だ。

  • カステイラ さん

    「効率」とか「画一化」がまだ浸透していなかった時代に身近に存在していた仕事たちの図鑑。今ある仕事も効率がさらに浸透すれば、この図鑑のように過去の仕事として紹介されてしまうのかもしれない。後半の現在も昭和の仕事を続ける人の章には「いずれこの仕事も消える運命だけど自分が生きているうちは精一杯やるぞ」という気概を感じられた。

  •        \サッカリ〜ン/ さん

    読めばわかるが、この本はある人物が生涯で体験した数多の職業から現在では社会から消えてしまったものを抜粋している(後半では職業紹介のみが箇条書きで書かれる)そのため、当然日本の特に昭和の一部分のみを抜粋してのものであり、ほんの数十年前まで日本にはこの本で紹介されている職が存在したのである。「世で必要とされる職業は常に変化する」という言葉が印象に残った。

  • ぞだぐぁ さん

    WW2以降あたりで無くなっていった日本の職業について紹介している本。最初に放浪詩人の高木護が就いてきた職業(合法・非合法混ざる)について彼の日記やインタビューを元に紹介し、章を変えてその他の今はない・現在は衰退した仕事について紹介している。高木の放浪が出身の九州メインだったことと筆者が九州出身のためか九州での事情を入れた解説が目立つ。

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沢宮優

ノンフィクション作家。歴史から文学、映画、スポーツまで幅広く執筆。1964年、熊本県生まれ。青山学院大学文学部史学科(考古学専攻)卒業、早稲田大学第二文学部日本文学専修卒業。文化財保存全国協議会会員、日本文藝家協会会員、肥後考古学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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