志に死す 人情時代小説傑作選 新潮文庫

池波正太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101397351
ISBN 10 : 410139735X
フォーマット
出版社
発行年月
2019年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
215p;16

内容詳細

最愛の妻を自死に追い込んだ理由を探る軽輩・友助の闘いを描く「木綿触れ」。家族に売られ島送りにされた渡世人・忠七が切なる願いを叶えるべく帰郷する「生国は地獄にござんす」。盗賊団頭首・角右衛門が活躍し、鬼平シリーズの先駆をなした「看板」。彼らが命を懸けてでも守りたかったもの、成し遂げたかったことは何だったのか。“男の死”をテーマに編まれた飲泣呑声の時代小説アンソロジー。

【著者紹介】
縄田一男 : 1958(昭和33)年、東京生れ。専修大学大学院文学研究科博士課程修了。歴史・時代小説を中心に文芸評論を執筆。’91(平成3)年に『時代小説の読みどころ』で中村星湖文学賞、’95年に『捕物帳の系譜』で大衆文学研究賞を受賞。著書のほか、編者を務めたアンソロジーも多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あすなろ さん

    評論家 縄田氏が選んだ時代小説集。しかも巨匠の作品ばかり。惹かれない訳がない、という作品ばかり。どれも印象的な短編ばかりだが、藤沢周平・笹沢左保・山本周五郎各氏の作品が好みかな。特に笹沢左保氏の木枯し紋次郎は実は初めて読了。特に印象的であった。ここに収められた作家達の作品はいつか読んでみたいと長年思っている方々。木枯し紋次郎の世界からそろそろ少しずつ読み始めようかどうするか、という気持ちにもさせられたのである。

  • ドナルド@灯れ松明の火 さん

    武士や男たちの命を懸けた生き様を描くアンソロジー。このジャンルは数多く書かれているので編者も少しは楽というか逆に迷ったのではないか。池波正太郎の「看板」は他でも読んでいてこれで3回目かな。何度読んでも女乞食の描写に涙が出そうでジーンとする。 お薦め

  • あまみ さん

    時代小説5編の短編。著者5人とも日本文壇の歴史に名を遺す作家たち。笹沢左保の作品は木枯し紋次郎の一話。任侠物なので本のタイトル「志に死す」にそぐわないのでは?と思って読んでいたが、最後の最後でそれに行きついた。菊池寛の作品は、けじめをつけた潔い武士に感心するよりむしろ愚かだと思った。同じけじめをつける物語である藤沢周平の作品は納得、一番面白かった。山本周五郎の作品は「どのようにしたのか?」疑問を持ちながら読むも最後に「何故」とともに解り、小さな感動。▽武士は理不尽なことでも下手に喧嘩が出来ないのですね。

  • Kira さん

    図書館本。時代小説五篇をおさめたアンソロジー。初読みの笹沢佐保氏の「生国は地獄にござんす」は、木枯らし紋次郎ものだった。この一作を見るかぎり、紋次郎の物語というのは映像に向いているものだと感じた。紋次郎が口にくわえた楊枝からしてトレードマークみたいで、名乗りをあげなくてもわかる。あの楊枝は武器になるんだ ろうか。シリーズを読んでみてもいいかなと思い始めた。

  • ひさか さん

    2020年1月新潮文庫刊。藤沢周平: 木綿触れ、笹沢左保:生国は地獄でござんす、菊池ェ:敵討順逆かまわず、山本周五郎:城中の霜、藤沢周平 :意気地なし、池波正太郎:看板、の男の生き方をテーマにした5つのアンソロジー。笹沢さんは、紋次郎もので、楽しめました。縄田さんのチョイスが良いです。姉妹篇の女性の生き方をテーマにした「絆を紡ぐ」からの読み歩きです。

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人物・団体紹介

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池波正太郎

大正12年(1923年)東京・浅草に生まれる。昭和20年鳥取の美保航空基地で終戦を迎える。二十五歳の時、作家長谷川伸に師事し、脚本家になることを決意。三十七歳、「錯乱」で第四十三回直木賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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