ずっとあなたが好きでした

歌野晶午

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163901350
ISBN 10 : 4163901353
フォーマット
出版社
発行年月
2014年10月
日本
追加情報
:
588p;19

内容詳細

甘く切なく、ちょっと痛い恋の話いろいろ


国内外の様々な場所で、いろいろな男女が繰りひろげる、それぞれの恋模様。サプライズ・ミステリーの名手が贈る恋愛小説集……だが?


担当編集者より
年齢を偽ってスーパーでアルバイトをする中学生の大和。バイト仲間の三千穂といい雰囲気になったが、正社員の宗像主任が露骨な妨害を始めて(「ずっとあなたが好きでした」)。
職を失い妻にも見限られた五十嵐は、自殺サイトで知り合った同志たちと富士山麓の樹海で練炭自殺を目論むが、仲間のひとり仁木智子に恋心を抱く(「黄泉路より」)。
様々な場所で、いろいろな人が、それぞれの恋模様を繰り広げる恋愛小説集……だが!? サプライズ・ミステリーの名手の仕掛けをじっくりお楽しみください。




【著者紹介】
歌野晶午 : 1961年、千葉県生まれ。東京農工大学農学部卒業。1988年、『長い家の殺人』でデビュー。2003年刊行の『葉桜の季節に君を想うということ』で、第五十七回日本推理作家協会賞、第四回本格ミステリ大賞を受賞。「2004年版このミステリーがすごい!」第一位にも輝く。2009年刊行の『密室殺人ゲーム2.0』では第十回本格ミステリ大賞を受賞、同賞二度目の受賞を果した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    短編集なのにこのボリューム。しかも書き下ろしを含むというサービスぶり。最後の方に仕掛けがにビックリして面白かった。恋愛小説としてもミステリーとしても楽しめます。

  • barabara さん

    そうか!そうだったのか!となる感じではあるが、何か…歯切れが悪いというか、もやっとしてるというか。作為のせいか、王道のミステリ仕立てではないせいか、こういうのじゃない歌野さんが私は好きだな。

  • hiro さん

    歌野さんの本3冊目。歌野さんの本なので気合を入れて、騙されないように常識を捨てて読んだつもりだが、結果はいつものように気持ちよく騙された。この13編の短編集は、それぞれの主人公が小学生から60歳代までと幅広く、舞台も日本各地だけでなくパリも含め地理的にも広い。最後の一行で見事にひっくり返される作品もあり、一方「女!」では読了直後、何が騙されているのかまったく分らなかった。しかし、そのもやもやのおかげでやっと気がついた。あの『葉桜の季節に君を想うということ』と同様、最後にこの表題の意味もわかった。

  • みっちゃん さん

    1つ1つの話に何か仕掛けのある、恋に纏わる短編集。でも歌野作品がこのまま終わるはずがないぞ、と警戒しながら読んではいたのですが、最後から3つめの【女!】のラストでん?ええ!?ありゃりゃ〜となって、その次の話は最初の頁からパラパラ戻りながら読む事態と相成りました。やっぱりやられた!しかも最終話は表紙と重ね合わせてほんわかとしていたら、ラストでもう1回びっくりする事に。いやいや、何と申しましょうか…ニヤニヤしながら本を閉じました。うん、なかなか面白かった。

  • ちはや@灯れ松明の火 さん

    年齢なんてお構いなしに男とは容易く恋に落ちていくもの。咲き初めた蕾のような中学生、摘み取ろうとする大人には屈さない。木枯らしに葉を落とされた五十代、この人となら生きていける。芽吹く前に離れてしまった小学生の胸の痛み、狂い咲く大学時代のうたかたの日々、生い茂る葉の中にぽつりと一輪遠距離愛の白い花。あなたが好きです、どの年代のどの花も恋であることに変わりはなく。儚く落ちても、実を結ばなくても、あの日あの時咲いていたことは嘘にも幻にもならない。永い冬を越えた枝に再び萌す懐かしい想い、ずっとあなたが好きでした。

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人物・団体紹介

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歌野晶午

1988年『長い家の殺人』でデビュー。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』で第57回推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞をダブル受賞。2010年『密室殺人ゲーム2.0』で第10回本格ミステリ大賞をふたたび受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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