放送禁止歌 知恵の森文庫

森達也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334782252
ISBN 10 : 4334782256
フォーマット
出版社
発行年月
2003年06月
日本
追加情報
:
16cm,256p
16cm,256p

商品説明

岡林信康『手紙』、赤い鳥『竹田の子守唄』、泉谷しげる『戦争小唄』、高田渡『自衛隊に入ろう』…。これらの歌は、なぜ放送されなくなったのか?その「放送しない」判断の根拠は?規制したのは誰なのか?著者は、歌手、テレビ局、民放連、部落解放同盟へとインタビューを重ね、闇に消えた放送禁止歌の謎に迫った。
感動の名著、待望の文庫化。

内容詳細

岡林信康『手紙』、赤い鳥『竹田の子守唄』、泉谷しげる『戦争小唄』、高田渡『自衛隊に入ろう』…。これらの歌は、なぜ放送されなくなったのか?その「放送しない」判断の根拠は?規制したのは誰なのか?著者は、歌手、テレビ局、民放連、部落解放同盟へとインタビューを重ね、闇に消えた放送禁止歌の謎に迫った。感動の名著、待望の文庫化。

目次 : 第1章 テレビから消えた放送禁止歌(企画の出発点―闇に消えた放送禁止歌/ 企画着手―放送禁止の歌をどうやって放送するんだよ? ほか)/ 第2章 放送禁止歌、それぞれの具体的な背景(放送禁止歌と発売禁止歌/ 有線放送で流される放送禁止歌 ほか)/ 第3章 放送禁止歌、日本vs.アメリカ―「デーブ・スペクターとの対話」(アメリカ初期の放送禁止歌―性を連想させる歌はご法度/ アメリカ“表現の自由”をめぐる闘い―検閲は反対だが、創意工夫は必要 ほか)/ 第4章 部落差別と放送禁止歌(『竹田の子守唄』のルーツを訪ねて/ 大ヒットフォーク『竹田の子守唄』の系譜 ほか)

【著者紹介】
森達也 : テレビディレクターとして、ドキュメンタリー作品を数多く演出。’98年、自主制作ドキュメンタリー映画『A』を公開、海外でも高い評価を受ける。続編の『A2』で、山形国際ドキュメンタリー映画祭市民賞・特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 鉄之助 さん

    「竹田の子守歌」が大分の竹田でなく京都市竹田地区で生まれた歌で、「放送禁止歌」だったとは、思いもよらなかった。日本の放送禁止、という措置の矛盾、アメリカとの違いなど目からウロコ、の話が満載だった。

  • saga さん

    【再読】初読の時に印象的だったのは「イムジン河」。書名どおり放送禁止歌という構造が強く記憶に残った。しかし、再読した今日は差別問題に言及したTVディレクターだった著者の筆致に想いを致す。放送禁止歌、同用語は共同幻想という砂上の楼閣の上に、21世紀の現代にも息づいている。関東・東北に被差別部落がないかのような書きぶりだが、関東でも主に城下町には同和問題が残っている。本書の奥深さは、再読によりようやく認識できた。ただ自分の読書歴の中で『東京の下層社会』などを読む潜在的な欲求は本書の影響かも知れない。

  • はらぺこ さん

    放送禁止歌とされてる歌の歌詞が載ってたけど何がアカンのか分からんかった。岡林信康の『くそくらえ節』なんかは石原慎太郎からクレームがきたんかなぁとか想像できるけど、自分の知識不足が原因やと思うのですが部落差別って言われてる歌はどこが部落差別か正直分からんかった。

  • katoyann さん

    深夜のテレビドキュメンタリー番組が元になってできた放送禁止歌に関するドキュメント。実は放送禁止には明確なガイドラインがあるわけではなく、ほとんどがメディアによる自主規制であることを知る。なぎら健壱の『悲惨な戦い』も高田渡の『自衛隊に入ろう』も実際にクレームが入ったわけではない。アメリカはimagineのような反戦、非戦の歌に関して圧力がかかることはあったようだが、DJの裁量があるようだ。さて日本に戻ると、部落差別に関する歌に特に自主規制がかかりやすい。『竹田の子守唄』はその典型。報道機関の思考停止を知る。

  • タルシル📖ヨムノスキー さん

    放送禁止や発売禁止って、レコ倫や民放連が命令したわけではなく、テレビ局やレコード会社が、問題が起きないように、要は訴えられないように取った手段だったということ。コレは、相手を傷つけないための配慮≠ニか言ってるけど、要するに自分たちが傷つかないための配慮なわけだ。この辺、障害者≠障がい者≠ニ書き換えようとか言ってる人たちの主張に似てる気がする。結局字面だけ変えても、気持ちが変わらなくちゃね。「大切なことは、一つ一つの言葉に条件反射で反応することではなく、その文脈を正しく捉えること」(p.65)

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