柴田さんと高橋さんの小説の読み方、書き方、訳し方

柴田元幸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309019178
ISBN 10 : 430901917X
フォーマット
出版社
発行年月
2009年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,228p

商品説明

読むだけでなく、書いて、訳して、また読めば、小説は100倍楽しめる。日本を代表する作家と翻訳者が、小説の書き方、訳し方、読み方を語り合う、「三位一体」小説入門。

〈柴田元幸〉1954年東京生まれ。東京大学文学部教授。翻訳者。著書に「アメリカン・ナルシス」など。
〈高橋源一郎〉1951年広島県生まれ。「さようなら、ギャングたち」で群像新人長編小説賞優秀作を受賞。

内容詳細

小説は“読む”だけではもったいない!書いて、訳して、また読んでみたらあなたも小説を100倍楽しめます!日本を代表する作家と翻訳者が贈る初の“三位一体”小説入門。

目次 : 第1章 柴田さんが高橋さんに聞いた「小説の書き方」(小説を成立させている「コード」とは何か?/ 文体を持たずに小説は書けるだろうか? ほか)/ 第2章 高橋さんが柴田さんに聞いた「小説の訳し方」(柴田さんはなぜ翻訳家になろうと思ったのかを聞いてみた/ 「アメリカ文学」って何だろう? ほか)/ 第3章 高橋さんと柴田さんが選んだ60冊で考える「小説の読み方」海外文学篇(まず、訳者で選んでみる/ 日本とアメリカの、読まれ方 ほか)/ 第4章 橋さんと柴田さんが選んだ60冊で考える「小説の読み方」日本文学篇(「海外に紹介したい日本の小説」と「ニッポンの小説」/ 中上健次の軌跡をたどるとき「日本文学の運命そのものが見える」 ほか)/ 第5章 柴田さんと高橋さんの「小説の読み方、書き方、訳し方」(「読む」「書く」「訳す」は本来一つのことかもしれない/ 柴田さんが「小説を書けない代表」なら、高橋さんは「詩を書けない代表」らしい ほか)

【著者紹介】
柴田元幸 : 1954年東京生まれ。東京大学文学部教授。翻訳者

高橋源一郎著 : 1951年、広島県生まれ。81年、『さようなら、ギャングたち』で第四回群像新人長編小説賞優秀作、88年、『優雅で感傷的な日本野球』で第一回三島由紀夫賞、02年、『日本文学盛衰史』で第一三回伊藤整文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    英文学の役者である柴田さんと日本の小説に詳しい高橋さんの対談でかなり面白く読ませてもらいました。対談ですがアメリカや日本のなどの文学について深い教養がにじみ出ている気がします。何度も読み返したくなります。このお二人がお勧めしている海外と日本の小説30選+αのリストは参考になります。また読みたい本が増えてしまいます。

  • Yusuke Oga さん

    ピンチョンは実はシャイな人間で、そのような弱くてエモーショナルで人間的で感じやすい部分を隠すために、ガラクタを積み上げるようにワザとああいう文章を書いていて、そういうふうにして読むとずっと魅力的だ、という発言に思わず赤線引いた。ワザ、ワザ。

  • 白義 さん

    小説というのは本来、極めて自由なものである。何を書いてもいいしどう訳しても読んでもいい、そうした根本的な自由により生成される領域としての小説。ところがその自由な小説すら、歴史や人が作り出した約束事、コードに拘束されるし、普段はそれは見えない。高橋源一郎も柴田元幸もそうしたコードの問題を極めて深く自覚し、格闘している作家と訳者であり、だから本書の対談も平易な言葉ながら小説の自由のかなり根源に近いところに迫っているように思える。現代日本の小説はいろいろな作法や様式が壊れているが、だから面白いという言葉には納得

  • スミス市松 さん

    言葉のマジシャン高橋源一郎と言葉の技術屋である柴田元幸、二人の対照的な文学者による対談集。だが別の意味で、これは柴田の影に潜む「村上」をめぐる高橋源一郎の冒険とも言える。彼が説く「コードとしての小説の捉え方」は文学を歴史的文脈で理解するには有効だろうが、それが小説の捉え方のすべてではないし、むしろアタマでっかちでまわりくどいやり方ではないだろうか。もう少し身体で小説を考えることも必要だと思う。個人的には柴田の、各々の「アメリカ」という概念を求めて移動し続ける文学=アメリカ文学という言葉が腑に落ちた。

  • 訃報 さん

    いろいろと面白かったけど、一番共感したのは最後の方の「書いている時に『書いている自分』を無にしたい衝動がある」という話。意識で統制して書いていると、結局それは自分が自分という範囲の中で制限して書いたものに過ぎなくて、どこへも連れて行ってもらえない、書いたところで本物じゃないし、書くに足る新しい価値が見出せないという思いが僕にもずっとあって、その思いを共有してもらえたのはとても嬉しかった。僕は高橋源一郎の小説をあまり面白いと思ったことがないんだけど、それはこの人と自分の書き手としてのスタンスが似ていて、同じ

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