毒親育ち

松本耳子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594068080
ISBN 10 : 4594068081
フォーマット
出版社
発行年月
2013年04月
日本
追加情報
:
126p;21

内容詳細

親との関係に苦しみ、生きづらさを抱えるすべての人に――。
どこまでも残念な“毒親"との半生を綴った、衝撃のコミックエッセイ!

「できない」を決して許さない、母の呪縛。
反社会的で家庭を顧みない、ロクデナシな父への失望。

「不機嫌な人を見ると不安になる」「自分を甘やかすことに罪悪感を覚える」
「過剰な義務感を背負ってしまう」「どこまで頑張っても達成感・満足感が無い」
「ブラックホールのような無力感におそわれる」「人に認めてもらいたくてたまらない」
「自分を親のお荷物だと考えてしまう」「できない自分が許せない」

……親の呪縛に蝕まれ、地獄のような青春時代を送った著者が、のたうちまわって、苦しみ抜いてたどりついた、毒親から解放される方法。
「毒親の病理は代々受け継がれてしまう」という悪しきスパイラルを断ち切るまでの過程は感動的で、
読み終わったころには「心のデトックス」が完了されているはず!

「いざ描く作業を始める段階になると、すっかり克服したと思っていたはずの私の心の中にはまだジクジクしたところがたくさんありました。
心のジクジクしてるところをこじ開けてグワングワンするのは気が進まないし、嫌だし怖い。
できるなら触りたくない。でも『お仕事』になっちゃったからもうやるしかない。
もうどうにでもな〜れ! と、グワングワンして、アウアウ泣いて描きました」(あとがきより)

大人気ブログ「シロクマの屑籠」でおなじみ、精神科医・熊代亨の解説付き。

【著者について】
1976年、大阪府生まれ。大阪芸術大学美術科卒業。1998年、大学在学中に漫画家デビュー。
成人向けコミックやエッセイコミック、実話系4コマなどで活躍中。著書に『ぷちキャバ』(少年画報社)などがある。
現在、2児の母として、育児と漫画に奮闘中。

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読書メーターレビュー

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  • 現在葬送のフリーレンのコスプレ中・寺「葬送のフリーレンて何や!」 さん

    薄い本なのですぐに読めるが、なかなか重たいコミックエッセイである。著者はろくに家にいないギャンブラーでヤクザの父親と、ヒステリックで自身も親から虐待された母親の間に生まれ、妹弟の存在の為にも早くからしっかりする事を強要されて育った。妹は高校生の時から闇ホストにはまり、快活だった弟は複雑な家庭の為に引きこもりに(二十歳の時には無理矢理父親の保証人に!)。ひどい家庭で自分の人生を犠牲にしながら育った著者は、自身も病んでいく。読書で悩みを克服していった事がわかるが、若干スピリチュアル系に傾いているのもわかる。

  • コウメ さん

    環境や登場人物は違うけど自分に重なるところがあって笑いと涙が同時にきて懐かしく思った。この本のタイトルは毒親だけどこの著者苦労してるな激しい環境変化に、そう考えると母親の選択はあっていたかもしれんな。いい本!!!!

  • ぱんにゃー さん

    【本の通りになったら完成?】 著者の場合はご両親が亡くなってから、本(毒親関係→心理学→人生哲学系)をたくさん読み 『私は今までめっちゃ勘違い人生を歩んできたんやわ!』といままでの価値観がひっくり返ったそうです。  あるある(^ω^)  (本の締めくくりで「だから○○」のように結論を書かれていますが、私は「永遠と学び」のような気がします)

  • たまきら さん

    虐待の連鎖にとらわれた両親の元、長女として育った漫画家さんの実体験がつづられた本です。ミッフィーちゃんのように口が閉ざされた少女の絵がとても苦しかったです。親を愛さない子供はいない…彼女の葛藤がそのまま伝わってくる内容でした。無条件に受け止めてくれる愛があって初めて人は自立できる。何度も聞く言葉ですが、本当にその通りなんだなあ…と、現在は三人のお子さんと優しい夫に囲まれている、という冒頭の絵にニッコリしながら思いました。負の連鎖を断ち切る努力をしている、すべての人を尊敬します。

  • ツキノ さん

    積読本-13 親から頼りにされるものの「お姉ちゃんなんだからできてあたりまえ」「がまんしなさい」と言われ、過剰な義務感を持つようになってしまった著者。どこまでやっても達成感も満足感もない。どんなにかつらかっただろう…しかも完璧にできるのだからその点はすごい。両親の呪いが解けてほんとうによかった。「親からの呪縛を解けるのは自分だけ」そのとおり!

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