石鍋が語る中世 ホゲット石鍋製作遺跡 シリーズ「遺跡を学ぶ」

松尾秀昭

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787718327
ISBN 10 : 4787718320
フォーマット
出版社
発行年月
2017年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
96p;21

内容詳細

九州の西の端、長崎県の西彼杵(にしそのぎ)半島の山中には、滑石の岩壁をくりぬいた痕跡が無数に残っている。これは中世に石鍋を盛んに製作した跡で、つくられた製品は、北は青森から南は琉球列島にまで運ばれた。山中での石鍋製作と広域に流通した実態を明らかにする。

目次 : 第1章 西海の岩壁彫刻(岩肌に刻まれた職人の技/ 中世の煮炊き道具・石鍋/ 「滑石の宝庫」西彼杵半島)/ 第2章 ホゲット石鍋製作遺跡(石鍋を追った先人たち/ 山中に広がる製作所跡/ 他地域の製作所跡/ 石鍋製作の実態と変遷)/ 第3章 列島に普及した石鍋(どこで出土しているのか/ だれが運んだのか/ どのように使ったのか/ 石鍋が語る中世の実像)/ 第4章 石鍋の終焉とこれから(石工技術の伝播/ 石鍋製作所の終焉/ 今後の石鍋研究と遺跡の保護)

【著者紹介】
松尾秀昭 : 1979年、長崎県佐世保市生まれ。国士舘大学文学部卒業、別府大学大学院文学研究科修士課程修了。佐世保市教育委員会社会教育課主任主事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • うしうし さん

    長崎県西彼杵半島に位置するホゲット石鍋製作遺跡の概説本。・東大寺文書によると、牛1頭の値段(四十疋)と石鍋4口(1口が十疋)の値段が同じで、石鍋が高価なモノであったことがわかる。・日本の石鍋には石製の蓋はなく、木の蓋が使われていた。門前遺跡(長崎県佐世保市)で、石鍋とともに木の蓋が出土(p47-48)・沖縄では縦耳型石鍋のみが出土し、鍔付型石鍋はほとんど出土しない。また、縦耳型石鍋を摸した「石鍋模倣土器」がある(p58-60)。

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松尾秀昭

1979年、長崎県佐世保市生まれ。国士舘大学文学部卒業、別府大学大学院文学研究科修士課程修了。佐世保市教育委員会社会教育課主任主事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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