世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 下巻 新潮文庫

村上春樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101001586
ISBN 10 : 4101001588
フォーマット
出版社
発行年月
2010年04月
日本
追加情報
:
16cm,410p

内容詳細

〈私〉の意識の核に思考回路を組み込んだ老博士と再会した〈私〉は、回路の秘密を聞いて愕然とする。私の知らない内に世界は始まり、知らない内に終わろうとしているのだ。残された時間はわずか。〈私〉の行く先は永遠の生か、それとも死か?そして又、“世界の終り”の街から〈僕〉は脱出できるのか?同時進行する二つの物語を結ぶ、意外な結末。村上春樹のメッセージが、君に届くか?

(「BOOK」データベースより)

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スピーディーでスリリングな展開、目の覚め...

投稿日:2021/04/09 (金)

スピーディーでスリリングな展開、目の覚めるような台詞まわし、これぞ村上春樹の冒険小説ですね。読み終えてすぐまた最初から読み直したくなること請け合いです。

ゆめゆめゆめ さん | 福岡県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    エンディングには、しみじみとした寂寥感と、何とも言えない感動が味わえるのだが、その一方で方法的な疑問もまた残る。そもそも「ワンダーランド」の基本的な枠組みであったはずの『組織』と『工場』の対立構造は、いつの間にか雲散霧消してしまっているし、それ以外にも積み残された事柄は多い。物語としての完結性にはそうした不満を残しつつも、最後の章の「世界の終り」の痛切な非在の感覚は捨てがたいと思う。

  • ミカママ さん

    【何度目かの再読】春樹さまの作品では、必ず主人公が、私の理想の男性にダブります。チノパンが似合って、計算が得意で、幅広い音楽に通じていて、そして「よくわからないな」が口癖の。しかしアレだね、やっぱり春樹さまは天才、もしくは巨匠。文学界の「手塚治虫先生」だね。私にとって、読み終わってまたすぐに読み返したくなる、数少ない作品の一つ。ブランデンブルク協奏曲を聴きながら読了。

  • 遥かなる想い さん

    村上春樹ワールド健在だが、後半の展開には正直ついていけなかった。影と森と人生の終わり、同時並行的に進む話で何を描こうとしていたのか..面白いことは面白いのだが・・

  • mura_海竜 さん

    コットンさんの紹介で。面白い。ありがとうございました。これで先月のページ数・冊数・一日当たりのページ数を超えそう。結構、電気回路図が出てきたり理系向き?博士がことの説明を本当は専門的に深くしゃべりたいのに、でも、抑制効かずに専門的にしゃべり過ぎて、何度も自己を抑えるシーンやジャンクションが切り替わってしまうトリガーが、何故、「天然葡萄ジュースの匂い」なのか、電車で笑いをこらえるのに大変でした。天才といわれる人は面白い人が多いのでしょうか。突然出てくる外苑前と青山1丁目、銀座線。著者の他の本も読んでみます。

  • 抹茶モナカ さん

    高校生時代以来の再読。内閉時代の村上春樹さんの作品。最近の作品と比べると、粗さもあったけど、読み終えた時に、ストンと腑に落ちる感じは、僕にとって、この作品は特別。ボブ・ディランなんて、高校生時代は聴かなかったけど、最近のノーベル文学賞受賞で聴くようになり、小説内に登場した曲を聴きながら、読んだ。内面世界は、僕の場合、破綻しているんだろうな、と思った。

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人物・団体紹介

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村上春樹

1949(昭和24)年、京都府生れ。早稲田大学文学部卒業。 1979年、『風の歌を聴け』でデビューを飾り、群像新人文学賞受賞。

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