基本情報
内容詳細
2015年1月、大阪・中之島の小さなホテル“銀星ホテル”で一人の男・梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺による縊死と断定。しかし梨田の自殺を納得しない人間がいた。同ホテルを定宿にする女流作家・影浦浪子だ。梨田は5年ほど、銀星ホテルのスイートに住み続け、ホテルの支配人や従業員、常連客から愛され、しかも2億円以上預金残高があった。影浦は、その死の謎の解明をミステリ作家の有栖川有栖とその友人の犯罪社会学者・火村英生に依頼。が、調査は難航。梨田は身寄りがない上、来歴にかんする手がかりがほとんどなく人物像は闇の中で、その人生は「鍵の掛かった」としか言いようがなかった。生前の彼を知る者たちが認識していた梨田とは誰だったのか?結局、自殺か他殺か。他殺なら誰が犯人なのか?思いもしない悲劇的結末が関係者全員を待ち受けていた。“火村英生シリーズ”13年ぶりの書き下ろし!人間の謎を、人生の真実で射抜いた、傑作長編ミステリ。
【著者紹介】
有栖川有栖 : 1959年、大阪市生まれ。89年、『月光ゲームYの悲劇’88』でデビュー。2003年、『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞受賞。08年『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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starbro さん
読了日:2015/11/30
takaC さん
読了日:2016/12/06
紅はこべ さん
読了日:2016/09/12
ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん
読了日:2015/10/29
ナイスネイチャ さん
読了日:2016/03/31
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人物・団体紹介
有栖川有栖
1959年大阪府生まれ。’89年、『月光ゲーム』でデビュー。2003年、『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞を受賞。’08年『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞。’17年『幻坂』で第5回大阪ほんま本大賞受賞。’18年「火村英生」シリーズで第3回吉川英治文庫賞受賞。’22年、第26回
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