物語がつくった驕れる平家 貴族日記にみる平家の実像 日記で読む日本史

曽我良成

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784653043522
ISBN 10 : 4653043523
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
207p;20

内容詳細

一時は権勢を誇りながら、驕り高ぶり、遂には滅びた一族「平家」。長らく受け入れられてきたこれらの平家像は多分に『平家物語』の影響によるものだった。『玉葉』『小右記』などの貴族日記を丹念に読み解き『平家物語』と比較することで、物語がつくりだした平家像を浮かびあがらせ、従来の解釈とは異なる彼らの実像に迫る!

目次 : 序章 史料としての平安貴族「日記」/ 第1章 「平家に非ざれば人に非ず」/ 第2章 禿童―貴族の情報戦略/ 第3章 殿下乗合事件―平重盛の名誉回復/ 第4章 兄弟による左右大将独占/ 第5章 安元白山事件

【著者紹介】
曽我良成 : 1955年、愛知県豊橋市に生まれる。広島大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。河合塾広島校・福岡校講師、名古屋学院大学経済学部・人間健康学部・リハビリテーション学部教授を経て、名古屋学院大学国際文化学部教授。修士(文学。広島大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • クサバナリスト さん

    橋本麻理さんがどこかの新聞で書評をしたとTwitterにあったので読んだ。平時忠『人非人』、禿童は子供か、重盛殿下乗合事件、兄弟の左右大将独占、安元白山事件、いづれも平家物語の有名なストーリーが史実か否かを明らかにする。こうして分析するとまるで現代の歴史小説が史実にフィクションが混ざって出来上がっているのと同じように『平家物語』も物語として面白く創作されたであろうことが見えてくる。

  • 遊未 さん

    平安貴族の日記から「平家に非ざれば…」「禿童」「平資盛の事件」と有名な5件を読み解く。史料として研究の内容であり、全体が繋がる訳ではないので、平家のイメージがぼやけていきます。基本、物語=歴史ではない、ということです。何故ここまで平家を悪役にしなければならなかったか、その過程を読んでみたいと思いました。

  • mk さん

    日本文学の代表的古典、『平家物語』。中でも著名な4つのエピソード(@平家にあらずんば人非人…発言/A禿童を使った恐怖政治/B殿下乗合事件/C白山神社襲撃事件)を取り上げて、古記録や文書など同時代史料からの逆照射を試みたもの。従来の通説とされてきた学界の議論(殿下乗合事件の指示は重盛が出した等)にも、あらためて見直すと意外に無根拠な断定が紛れ込んでいることを示した点は本書の功績だろう。『平家』諸本の研究が進み、物語の成立に古記録が与えた影響も議論される現在、本書のような視点は研究の立脚点となることを感じた。

  • maqiso さん

    同時代の貴族の日記から平家の実像が分かる。物語と対照的な通説に根拠が薄いとか、後白河法皇の人事権がかなり強かったとか、平家物語と一緒に読むと面白い。平家物語のごく一部しか扱っていないのは物足りない。

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曽我良成

1955年、愛知県豊橋市に生まれる。広島大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。河合塾広島校・福岡校講師、名古屋学院大学経済学部・人間健康学部・リハビリテーション学部教授を経て、名古屋学院大学国際文化学部教授。修士(文学。広島大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもので

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