緒方貞子 難民支援の現場から 集英社新書

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087201994
ISBN 10 : 4087201996
フォーマット
出版社
発行年月
2003年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
東野真 ,  
追加情報
:
18cm,219p

内容詳細

冷戦後の10年間、UNHCRのトップとして世界の難民支援を指揮し、高い評価を得ている緒方貞子・前国連難民高等弁務官。彼女はどう考え、決断し、行動したのか。その人柄と献身的・精力的な仕事ぶりを紹介。

【著者紹介】
東野真 : 1965年生まれ。87年、東京大学文学部卒業後、NHK入局。広島放送局、教養番組ディレクター等を経て、社会情報番組チーフ・プロデューサー。2001年制作のNHKスペシャル「難民と歩んだ10年〜緒方貞子・国連難民高等弁務官」などで、NHKは国連報道賞最優秀賞を、また「テロはなぜ生まれるのか〜緒方貞子ニューヨークで語る」でギャラクシー奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mizuki さん

    「日本は、国際的な安全に関しても、経済的な基盤にしても、世界に頼っている国だという認識をもう一度もたなければいけない」という彼女の言葉を、多くの日本人に届けたいです。天皇制により、これまでの日本は多くの国と関係を結んできました。だからこそこの強みを生かし、これからも武器を持たない国として、各国との絆を深めていくことが大切なのではないかと、考えさせられました。グローバル化が進んでいる現在、他国の紛争に知らん顔をすることはあり得ないこと、また軍事力によって平和はもたらされないことを忘れてはいけませんね。

  • たかぴ さん

    図書館本。どんなに困難なことでも何が一番大切かを知っていてブレることがない。難民を助けることが一番であると。そして、現場第一主義。推論を聞くのではなく現場の声を聞いて解決策を探っていく。難民をただ返すのではなくその後の生活まで考えていたこと。自分の国に住むことが出来ないので国を離れたのに状態に変化がなければ戻っても迫害されてしまう。官僚でもなく政治家でもないことが忖度なく行動をすることが出来たそうだ。日本に住んでいると世界は平和だと思っていたのが恥ずかしい。ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。

  • Francis さん

    緒方貞子さんの訃報を聞いてすぐに17年前に読んだこの本を再読。ユーゴスラビア内戦での難民支援に当たった時の体験のインタビュー記事を中心にまとめられている。緒方さんが現場主義に徹し、機能不全に陥っていた国連難民高等弁務官事務所を再生した経緯や難民支援がユーゴスラビア内戦、ルワンダ内戦の政治的解決への取り組みに消極的な国際社会の「言い訳」となっていたことなどが述べられている。それでもまだこの頃は国際社会は難民問題や国際紛争を解決しようという意志がまだあったように思う。今はそのような意志をあまり感じない。

  • Willie the Wildcat さん

    信念に基づくぶれない言動とリーダーシップ。決断力と共にやはり行動力。「小さな巨人」ですね。真摯に敬意。同時に人道支援のジレンマが少なからず理解できる。民族、政治、各国の利害関係など。結局「人の尊厳」以外を優先することが障害。1人1人の地道な努力のみか・・・。「人の尊厳」。これを忘れてはいけない。

  • おくてつ さん

    2019年年末のBRUTUS読書特集号「危険な読書2020」で気になった一冊。ウクライナの避難民が気になって積読から取り出して読了。 旧ユーゴ紛争のところを読んで、既視感半端ない。歴史は流転するというか、歴史から学ばないなとか。 緒方さんが国連難民高等弁務官だった頃、国際法を学ぶ学生だったから、色々知っているつもりだったけど、知らないことも多かった。 序章に書かれている、緒方さんの原動力は怒りということ。今のリーダーには怒りが足りないのかなと思った。

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