「独裁者」との交渉術 集英社新書

明石康

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087205251
ISBN 10 : 4087205258
フォーマット
出版社
発行年月
2010年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,252p

内容詳細

欧米のバッシングを浴びつつ、国連の原理原則を最後まで守ろうとした明石康。彼は現代史に名を残すナショナリストたちといかに対話し続けたのか。誰よりも苛烈な現場を潜り抜けてきた明石康の交渉テクニックに迫る。

【著者紹介】
明石康 : 1931年生。57年、日本人初の国連職員となる。カンボジアや旧ユーゴの国連事務総長特別代表、人道問題担当国連事務次長などを歴任。また、財団法人国際文化会館理事長等も務める

木村元彦 : 1962年生。ノンフィクション作家、ビデオ・ジャーナリスト。著書に『オシムの言葉』(2005年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞)等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • うりぼう さん

    少しタイトルが強すぎ、内容との違和感あり。明石さんが本当に憲法を大事に思い、日本の進むべき道を示されていると思う。PKO反対派に読んで欲しい。明石さんを始め、緒方貞子さんや西水美恵子さんは、日本の誇り。彼らに評価される日本の政治・外交であって欲しい。カンボジアのPKOが良かった。中田武仁さんもりっぱ、パリ和平協定一周年の式典で各国旗と日章旗が並んだことに涙する明石さんは、ステキ。シアヌーク殿下の見ぬ振りは、武士の情け。交渉は、相手の話を聴き、相手のことを想って誠実に対処するか。当り前だが、本当に難しい。

  • akira さん

    図書館本。 非常に興味深かった。あまりにも知らない国連という組織をあらためて考えるきっかけとなった。その仕事は本当に優秀でなければ務まらないなと。 もっとも印象に残ったのは国連という立場。ともすれば国連という組織は非常に権力のある組織のように感じていた。だがどこよりも公平でなければならず、敵を想定してはいけない組織。それが揉め事の調停に向かうのだから、その仕事が困難であることは想像できる。 「事実重視の姿勢を貫いてどの民族とも等距離に接していたことを認めた証左である」

  • Kazuo さん

    ボスニア、スリランカ等での調停の経験を語りながら、(著者が感じた)事実とその背景、彼自身が果たした(果たせなかった)役割を語る。ボスニア政府/ルーダー・フィン社によって極悪人と評価され死刑となったミロシェビッチについては、世評とは異なる見解を持つ。「NATO空爆の最終通告時にはミロシェビッチはむしろカラジッチ達の説得側に回った」と事実を語る。国際政治は正統性をめぐる競争でもある。国内で「のみ」流通する言説をいくら国際社会に訴えても逆効果にしかならない。今後の日本政府には世界に対する誠意と戦略を期待したい。

  • 蒼一朗 さん

    ★★★★国連の事務総長特別顧問も務められた明石氏のこれまでの活動を振り返った一冊。インタビュー形式ですすめられ、その時その時の実際の想いが印象的。クリーンで潔い、さわやかな印象です。

  • ほっしー さん

    調整、調停の実務家として、非常にリアリスティックな現場の雰囲気が伝わってきて興味深かった。説得力とは発言力ではなく、聴く力であり相手の立場を理解してやる力である、という論点は非常に日本人らしいと感じた。それは穏健とも生ぬるいとも言われるかもしれないが、長期的に見て人類の損害をより小さく食い止められる手段ではなかろうか。少なくとも「交渉テーブルにつく」という選択肢を相手に除外させないという意味で、カードを一つ増やす態度であろうとも思う。

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