三つ目がとおる オリジナル版 大全集 8

手塚治虫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784835455136
ISBN 10 : 4835455134
フォーマット
出版社
発売日
2018年10月25日
日本
追加情報
:
26

内容詳細

<手塚治虫生誕90周年>記念特別出版
ついに完結!! 写楽&和登サン、“スマッシュでさよなら!”
≪初版完全限定≫

◆2017年秋、生誕90周年を迎える巨匠・手塚治虫先生。復刊ドットコムでは、その代表作である『鉄腕アトム』『火の鳥』『ブラック・ジャック』『リボンの騎士』など数々の名作群を、オリジナルサイズ(判型)と仕様にこだわり抜き、続々と復刻刊行して参りました。そうした中で、「次は、この作品をぜひ!」とのファンの声が高く、また、弊社独自のシステム「復刊リクエスト」においても、「オリジナル版が読みたい!」と長年多数の票を集めてきた大人気作が、この『三つ目がとおる』です。

◆1974〜78年「週刊少年マガジン」に長期連載され、同時期の『ブラック・ジャック』とともに、1970年代後半の“手塚先生・完全復活”を担う大ヒットを記録。のちにTVアニメ化もされた、冒険エンターテイメントの痛快作。
三つ目族の王子である中学生・写楽保介(シャーロック・ホームズが語源)と、クラスメートの美少女・和登サン(和登千代子、ワトソンが語源)が、さまざまな超常現象・謎・神秘に挑戦---
普段はボンヤリだが、額の絆創膏がはがれて三つ目が開くとすさまじい超能力を発揮する写楽の、大胆不敵な存在感。そして、そんな写楽にぞっこん、自らを「ボク」と呼び、ボーイッシュに活躍するショートカットの美少女・和登サンは、まさに手塚先生ならではの名キャラクター。このふたりの絶妙なコンビぶりが、本作独自の大きな魅力となっています。

◆本作品は、単行本化の際、手塚先生ご自身の手でかなりの改訂が加えられ、また、掲載順序の組みかえなどにより未収録短編が発生するなど、書誌情報が複雑化し、そのオリジナルの姿は、雑誌初出時以来、長らく謎のベールに包まれていました。
そして、今--- 同作の全エピソードを、初のB5大判、カラーページや扉絵を全収録、エピソード順やページ割りなどを雑誌初出時にきわめて忠実に再現し、さらに、これまで単行本未収録だった“幻”のページを、全8巻累計で200ページ以上も初収録!!(=1P単位での累計。扉絵や部分的なコマの改変などを含めると、さらに膨大な数の初収録となります)

◆たとえば、第1巻では、記念すべき第1話「三つ目登場」から「三つ目族の謎編 天人鳥」までを収録予定ですが、「天人鳥」の回では、琵琶湖での冒険に連れ出すために、「ママがほしい」とむずかる写楽のワガママを聞き、和登サンが一緒にお風呂に入るシーン(このページ下部の画像参照)や、生家の寺で彼女が「悪魔だからこそ魅力があるんだ」と独白するシーン、大学校舎の爆発シーンなど、見たこともない珍しいシーンが、30数ページ以上も初収録(※扉絵類を除く換算)。
累計3,200ページにもおよぶ雑誌オリジナル版の全貌は、本シリーズ以外では読めません!!

◆また今回は、本編の画質維持の観点から、雑誌からの復刻をメインとせず、現存する未収録原稿や、切り貼り前の原稿を誌面上でコラージュし、失われた部分のみ印刷物より復刻するという新方式で制作されますので、手塚先生の流麗なペンタッチもそのままお楽しみいただけます。
さらに、連載各回ごとに扉絵をB5原寸で本編内に収録するほか、巻末には、雑誌連載時バージョンの扉絵や予告カットなどを収めたギャラリーや、改変箇所などの図説も収録予定。
これこそ、ファンが熱望していた「三つ目」の原初のかたち--- 奇跡のプロジェクトが、今、ついに始動します!
≪初版完全限定≫につき、再版はいたしません。この貴重なチャンスをお見逃しなく!!

▼本シリーズの5大特長
1.雑誌初出時オリジナルバージョンを初刊行
2.カラーページ、扉絵を全収録
3.雑誌と同じ迫力のB5判、褪色しにくい良質な本文用紙を使用
4.オリジナル原稿をコラージュ編集した高画質
5.ギャラリー・図説など巻末資料も充実

▼「三つ目がとおる」のバージョンについて
「どの時代の読者にも、より良い形で楽しんでもらいたい」という、手塚治虫先生ならではのサービス精神から、自作が単行本化される際に、自ら細かく改訂なさることは、ファンの間ではよく知られています。1974〜78年に講談社「週刊少年マガジン」に連載された『三つ目がとおる』は、最初に「講談社コミックス」(通称・KC、新書判)の時点でページやコマなどのカットや改変があり、さらに『手塚治虫漫画全集』(B6判)で大きなエピソード移動が行われました。
そうした経緯から、エピソード順の入れ替え、それに伴う設定などの調整、未収録短編の発生など、作品の全体像が複雑化したため、「少年マガジン」の実物を見る以外に、本作品の初出時の姿を知るすべはありませんでした。
以降、「プラチナコミックス」(コンビニ本)、「秘蔵短編集」(文庫)などが未収録の短編をフォローしたり、近年では、講談社から「イースター島航海編」のみが単独で、雑誌からの全復刻によりA5判で刊行されるなどさまざまな動きがありましたが、いったん複雑化した書誌のルーツを探るためには、全話を雑誌に準拠した形で読む以外になく、それが今回の「《オリジナル版》大全集」の刊行として結実した次第です。これまで刊行されたどのバージョンも、それぞれに個性や特徴があり、読み比べてみることで、読者の皆様が、本作の新たな魅力を発見して下さることを願ってやみません。

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 高須力弥 さん

    単行本ではわからなかった『浦島太郎の遺産』のカブトの悪人の素顔が初めてわかりました。

  • 蝉、ミーン ミーン 眠ス さん

    この本当の最終話を読めただけでも全集を買い続けたかいがあった。

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人物・団体紹介

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手塚治虫

1928年、大阪府生まれ。大阪大学医学専門部卒業。医学博士。1946年「マアチャンの日記帳」でデビュー。戦後ストーリーマンガのパイオニアであり、常にその牽引者として創作活動を続けた。89年2月9日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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